内容説明
籔内佐斗司の作風は、檜の寄木に漆の下地をつくり、顔料・箔で着彩し独特の古色をだす、平安・鎌倉からの仏像彫刻の伝統技術に裏打ちされたものである。〈動物変〉〈面相変〉〈人体変〉〈古事拾異変〉をテーマに、森羅万象のあらゆるものを作品とし奇想天外な世界を展開する、籔内佐斗司初の作品集。
感想・レビュー
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鱒子
73
図書館本 作者の童子シリーズに魅せられてしまって借りてきましたが、そのシリーズはほぼ未掲載(本が古いからかな)。ただ、作者の幼年期を振り返る回顧録や、美術品修復についても語られているのは興味深いです。3匹の「ござる」(見るでござる 聞いてござる 云うでござる)は、みんな指に隙間が(笑 ユーモアたっぷりでかわいい。2021/11/03
