内容説明
「あしたのジョー」(原作・高森朝雄/漫画・ちばてつや)が『週刊少年マガジン』に連載された1967年暮れから1973年までの約5年半に焦点をあて、ジョーとその時代について紹介する。「あしたのジョー」の原画約150点をカラーで掲載。その他ジョーのアニメ資料や、同時代の音楽、CM、美術など多岐にわたり収録。今回初制作された「泪橋の丹下拳闘クラブ」ジオラマ、および14作家によるオマージュ作品も見どころ。
目次
第1章 「あしたのジョー、の世界」(矢吹丈、登場;『週刊少年マガジン』表紙・扉絵原画 ほか)
第2章 「あしたのジョー、の時代」(同時代のジョー;隣りには、いつも“ジョー”がいた。(藤森益弘) ほか)
第3章 「あしたのジョー、肉体の叛乱」(ジョーと力石、肉体との闘い;『土方巽と日本人―肉体の叛乱』 ほか)
第4章 「あしたのジョー、あしたはどっちだ」(「あしたのジョー」へのオマージュ;ホセ対ジョー最後のラウンド ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらーく
4
あしたのジョーは、高校の夏期講習中に全巻読んだなあ。机の下で。誰だろう、部室に全巻置いたのは。先輩かねえ。 ちょっと、上の世代がリアルタイムでジョーと生きていたのだわな。本書では、マンガもさることながら、同世代のエログロナンセンス?な写真が、良い味を出しているなあ。今のような奇麗で洗練された方が良いけど、いまひとつ記憶に残らないのは何故だろう?加齢によるものか? 時代って、本人にはどうにもならないけど、もう一度、右肩上がりの自分たちで世の中を作れる環境を作ってあげたいよねえ。戦争や革命でなく。2022/03/19
Kuliyama
0
世田谷美術館のあしたのジョー展を観て手にしました。あしたのジョーは、少年マガジンで最初から最後まで読んでいました。いま読み返してもなぜか感激します。2021/03/08