目次
1 アートは数寄の結末だ
2 打ちのめされたい
3 透いて!漉いて!鋤いて!
著者等紹介
松岡正剛[マツオカセイゴウ]
1944年、京都生まれ。早稲田大学中退。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を経て、現在、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。日本文化、芸術、生命科学をはじめ膨大なジャンルに縦横無尽に橋をかけ新しい思考の提案を続け、その活動は執筆、講演、プロデュースなど多岐にわたる。各界のリーダーに日本文化を伝承する私塾「連塾」を定期的に主宰。2006年、世界の知を集大成した『松岡正剛千夜千冊』(求龍堂)を刊行。2009年には、丸善・丸の内本店四階に「千夜千冊」の世界を具現化した「松丸本舗」をプロデュースし、出版業界を瞠目させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
28
日本には「満足の美」とともに 「不足の美」というものがある んです(36頁)。 日本に家元があること、 そこに日本の真骨頂がある(43頁)。 私がラスキンに感動をおぼえたのは、 ラスキンがすでに山岳や風景や地殻を 「自覚の発生源としての場所」 としてとらえつつ、その場所の 観念をさらに人工物である建築 にまでおよばせたという、この 博物学的な強い意志に着目している からだった。 場所を記録するか、さもなくば 拠点を放棄することである! (80頁) 2014/06/09
ゆたか
3
あまりピンとこなかったのは、自分の感性が貧相だからなのだろうか。でも、「紙に惚れずに、何が美か。」(p.62)を読んだ時は思わず本に鼻を当ててしまった。2013/01/31
Sleipnirie
3
はみ出すっておもしろい2012/03/10
伊豆倉翠
2
小説や詩集や画集を見るのは好きなんだけど、写真集を見るのはあんまり得意じゃなかった。松岡さんオススメの「写真集の見方」は出来そうだなーと思って はやく図書館に行きたくてたまらないです。また、「暖簾に出来ないようなロゴマークをつくるな」「デザインが文字と文様と生きものを扱えなくなってるのは、とてもがっかり」という言葉は、デザインを勉強している身としてはとても耳が痛い…肝に銘じます2016/06/27
Akito Yoshiue
2
テーマが芸術になると途端によくわからなくなるのはこちらの素養のせいなのだなあ。2015/08/16