内容説明
チベット仏教と欧米精神医学の対話が生んだ新しい調和。全米ベストセラー、待望の邦訳。
目次
第1部 人生の目的(幸福への権利;幸福の源泉 ほか)
第2部 人間の温かさと慈しみ(親密さのための新たなモデル;他の人とのつながりを深める ほか)
第3部 苦しみを変容させる(苦しみに立ち向かう;自分がつくった苦しみ ほか)
第4部 障害を越えて(変化をもたらす;怒りと憎悪に取り組むこと ほか)
第5部 信仰生活についての考察(基本的な信仰の価値)
著者等紹介
カトラー,ハワード・C.[Cutler,Howard C.]
医学博士。アメリカ精神医学神経学委員会に認証された専門医。チベットの医学を学ぶ許可を受け、研究中の1982年に、ダライ・ラマ法王に初めて会った。博士はアリゾナ州フェニックスで、精神科医診療所を開いている
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感想・レビュー
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井上裕紀男
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過去読です。著名な僧と精神科医の対話で構成され、幸福へ向かって人生を進む知恵を探っていきます。ありそうで無いアプローチが個人的に新鮮。 「慈悲の心」を持つと、自分が人生の主導権を握ることにつながるという話は、難しいが価値ある人生の選択だと思い参考にしています。 「自分が他人と共有する基盤」に注目するというのも一理あります。つい人との違いに目を向けてしまうので。柔軟に生きていくには良いなと。 自らの人生で意義あるもの・価値あるものについて考えていく教育が現代社会には抜けているという指摘は、特筆に値する。2021/04/17
saki
0
2004年頃?2005/01/01
dexter4620
0
慈悲など精神の修養に関する本。著者のアメリカ人精神科医の発言はいかにもアメリカ人らしいが、分かりやすくまとまってると思う。2018/09/26