目次
第1章 共在者は当事者になりえるか?―性風俗店の参与観察調査から
第2章 いかにして「性同一性障害としての生い立ち」を持つことになるのか―実際のカウンセリングの録音・録画における「自分史をやる」活動に焦点を当てて
第3章 当事者へのかかわりと当事者としての「実践」を考える―社会運動論・環境社会学の私的な経験から
第4章 「当事者ではない」人間に何ができるのか?―農業・農村研究における実践性と当事者性
第5章 あなたも当事者である―再帰的当事者論の方へ
第6章 「私」は「あなた」にわかってほしい―「調査」と「承認」の間で
第7章 底に触れている者たちは声を失い―声を与える―“老い衰えゆくこと”をめぐる残酷な結び目
第8章 メディア表現は“当事者”の敵なのか
第9章 差別問題研究における2つの当事者性
第10章 “当事者”研究の新たなモデルの構築に向けて―「環状島モデル」をもとに
著者等紹介
宮内洋[ミヤウチヒロシ]
1966年大阪府生まれ。高崎健康福祉大学短期大学部児童福祉学科准教授。専門社会調査士。臨床発達心理士(日本臨床発達心理士会群馬支部事務局長)。北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員DC1、琉球大学非常勤講師、日本学術振興会特別研究員PD等を経て、2005年4月より現職
好井裕明[ヨシイヒロアキ]
1956年大阪府生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。広島国際学院大学教授を経て、2003年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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