内容説明
本書が取り上げるNPO法人くにたち富士見台人間環境キーステーション(通称KF)は、大学生が参加する「学生まちづくり」の先進的な事例として知られています。商店主、行政、市民そして一橋大生がタッグを組み、高齢化の進む団地を後背とする商店街でコミュニティ・ビジネスを展開し、元気を作り続けています。東北大、群馬大、名古屋学院大のケースを併せて収録、「学生まちづくり」の熱さとノウハウが詰まった一冊です。
目次
第1部 学生が変えた街、国立市富士見台(学生が活躍する地域;はじまりがはじまった;ふたつのリーダーシップとふたつの実験;そして空き店舗のシャッターがあがった;学生のつくるカフェ、市民とつくるカフェ~カフェここたの;小さなまちかど教室、大学を動かす~まちかど教室;街にダイブ!そしてはばたけ!~商店街と学生の物語;コミュニティ・ビジネスのレシピ~地元食材の店とれたの;KFのフロンティア)
第2部 学生まちづくり探訪記(「紡ぎだす絆」―東北大学カフェ図書まゆたま;地域のなかで活躍し、地域のなかで成長する学生―群馬大学PCDC;商店街に転機を呼びこむ若者たち―名古屋学院大学カフェ&ベーカリーマイルポスト)
著者等紹介
林大樹[ハヤシヒロキ]
一橋大学大学院社会学研究科教授/「まちづくり」「人間環境論」「コミュニティ政策論」「芸術産業論」などの授業を担当。2008年12月からは一橋大学学生支援センター・キャリア支援室長を兼任。公職としては、東京都国立市の介護保険運営協議会、都市計画審議会、中小企業等振興会議の会長。学生参画型授業や地域福祉に関する市民の協同学習の支援を通じて、「学びのコミュニティ」創造に取り組んでいる
横田雅弘[ヨコタマサヒロ]
明治大学国際日本学部教授/2007年3月まで一橋大学に在職し、留学生センター教授として「まちづくり」を担当。1988年に「くにたち地域国際交流会」発足に関わり、約10年間会長を務めた。2008年4月より現職。「地域国際化教育論」「異文化間教育学」などの授業を担当。2009年より明治大学国際教育センター長、2011年より明治大学国際教育研究所長を兼任。2009年より異文化間教育学会会長。「現場生成型教育」とまちづくり、留学生政策に関する研究と実践に取り組んでいる
菱沼勇介[ヒシヌマユウスケ]
CESAくにたち代表。(株)エマリコくにたち代表取締役。一橋大在学時代に、くにたち富士見台人間環境キーステーションの立ち上げに参画。卒業後、三井不動産などを経て、国立市にUターン。地場野菜の販売を通して都市農業を活性化するコミュニティ・ビジネス(株)エマリコくにたちを創業するかたわら、コミュニティ・ビジネスの中間支援組織「CESA(セッサ)くにたち」の代表を務める
田中えり子[タナカエリコ]
地域情報誌『国立歩記』編集長。編集ライター。2001年、マスメディアからローカルメディアに活動拠点を移し、情報共有を核としたまちづくりに関わっている。NPO法人くにたち富士見台人間環境キーステーション理事。2011年国立市農業委員。放送大学大学院「文化情報科学」修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん。
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