目次
第1章 地域と産業の相互作用と共進化
第2章 産業集積の形成と地域産業システム
第3章 中小企業の異質多元性と地域産業のパラダイム転換
第4章 産業集積のネットワーク構造―機械工業集積にみるネットワーク
第5章 地域における企業間関係―企業城下町型集積の内部構造
第6章 社会的分業による産地型集積の優位
第7章 地域と産業システムのイノベーション
第8章 地域創発型の産業振興と産業の地域化
第9章 地域産業政策の新たな展開と実態―クラスター、ネットワーク、連携
著者等紹介
伊藤正昭[イトウマサアキ]
1945年愛知県に生まれる。1968年明治大学政治経済学部経済学科卒業。1971年早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。1975年明治大学大学院政治経済学研究科博士課程単位取得。1992年ケンブリッジ大学客員研究員(1994年3月まで)。2008年キングストン大学(イギリス)客員教授。現在、明治大学政治経済学部教授。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Satoshi Murai
1
読了2015/07/25
壱萬弐仟縁
0
☆☆☆マーシャルの地域産業論あり、レギュラシオン理論あり、第二の産業分水嶺あり、内発的発展論あり、と、地域産業の理論的基礎が縦横無尽に展開される。本著でほぼ、地域産業理論はカヴァーされていると思われる。さらに、事例分析が加わっているとマクロ的動向の実態がより解明されてくると思える。坂城町の事例が書いてあるので、著者のゼミ学生などが書いた事例分析の卒論のようなものが書かれてあると、さらに優れた著書になっていたことは明らかだろう。しかし、それでも評者はこのような分野に関心をもっていたので、非常に参考になる。2012/09/23