内容説明
自殺を指標として社会状態を解明した社会診断の書。日本社会の現状診断に意義ある視点を示唆。日本が直面している高齢者問題に通底する画期的な書。
目次
1 自殺観の時代差と地域差
2 自殺の社会学的理論
3 ポーランドにおける自殺の頻度・傾向・地域分布
4 自殺者の年齢別・性別・既未婚別特徴
5 自殺の職業別分布
6 閉鎖的環境下の自殺:軍隊と監獄
結論
著者等紹介
ヤロシュ,マリア[ヤロシュ,マリア][Jarosz,Maria]
ポーランド科学アカデミー付属政治学研究所教授のベテラン社会学者。いまなお精力的に研究活動を進め、経済社会学と社会病理学の接点に新たな研究領域を切り開き、体制変革に随伴する社会問題の分析を社会学的視点に立って追及。その研究は1945年以降の社会主義的変革、1980年に端を発した自主管理労組「連帯」による変革運動、それから1989年以降の社会主義崩壊と資本主義的変革という、戦後ポーランドが経験した3つの社会的大変革と、そのなかでの人びとの生き様に向けられている
石川晃弘[イシカワアキヒロ]
中央大学名誉教授。社会学博士。労働社会学・中欧地域研究専攻
石垣尚志[イシガキタカシ]
中央大学文学部非常勤講師。文学修士。都市社会学・環境社会学専攻
小熊信[オグマシン]
労働調査協議会調査研究員。文学修士。労働社会学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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