内容説明
本書は人的資源管理の主要な領域を取り上げ、それらの過去からの経緯および現状分析の成果を踏まえて、現在の問題点を摘出することを目的としている。内容的には、人的資源管理の理論的考察を試みる章、企業従業員の職業意識と組織コミットメントに関する章、企業の人的資源管理施策の実態を扱う章によって構成されている。しかしいずれも、現代日本の人的資源管理のあり方を問う立場から、それぞれの領域の固有の問題を基礎にしながら、人的資源管理上の問題点を指摘している。
目次
1 人的資源管理の課題
2 賃金制度の変貌
3 企業内教育戦略の変化と教育訓練投資
4 人的資源管理とジェンダー
5 障害者雇用と企業の人的資源管理
6 海外日系企業の人的資源管理
7 キャリア発達と組織コミットメント
8 新規学卒就職者の組織適応と態度変容
9 人的資源管理の戦略化―アメリカとイギリスを中心に
著者等紹介
岩内亮一[イワウチリョウイチ]
1933年生まれ。東京教育大学教育学部卒業。同大学院(博士課程)単位修得。明治大学経営学部教授(2004年3月まで)。経営学博士。専攻は人的資源管理論・経営社会学
梶原豊[カジワラユタカ]
1938年生まれ。明治大学政治経済学部卒業。高千穂大学教授を経て、NPO法人日本エンプロイアビリティ支援機構理事長、明治大学政治経済学部特別招聘教授、高千穂大学名誉教授。経営学博士。専攻は人材開発論・人的資源管理論
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