内容説明
本書は、内外の都市社会学の今日までの研究成果をふまえつつ、都市社会学を学ぶ人びとのために編集された標準的なテキストである。特色の第1は、都市社会学史を追いながら記述される理論編と、その理論に基づいて現実の都市問題に都市社会学がどのようにアプローチしているかという応用編との2部構成になっていることである。第2は、都市社会の構造の問題を中心に、そこから現代都市を解析しようと試みていることである。第3は、都市社会学史の理論編だけでなく、現実の問題へのアプローチでも、歴史的プロセスを重視していることである。
目次
第1部 都市社会学の理論(歴史のなかの都市―市民共同体形成の社会学;シカゴ学派の都市研究;都市社会学の誕生―アーバニズム理論とその批判的継承;社会的ネットワークと下位文化 ほか)
第2部 現代都市のすがた―都市的現実へのアプローチ(グローバリゼーションと都市エスニシティ―多文化共生の都市へ;都心とインナーエリア;町内会・自治会とNPO―地域社会と社会集団;郊外社会とサバーバニズム ほか)
著者等紹介
高橋勇悦[タカハシユウエツ]
大妻女子大学
菊池美代志[キクチミヨシ]
帝京大学
江上渉[エガミワタル]
成蹊大学
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