内容説明
本書のなかでは2つのスタンスがとられている。第一は、欧米で示されたエイジングと学びの関連に関する理論や議論を整理・咀嚼したうえで、そこから出された示唆を著者なりに示そうというものである。第二は、これをうけて、そこから出された論点のいくつかを調査研究の俎上に乗せ、実証研究を行うというものである。
目次
第1章 教育老年学の構想
第2章 エイジングと社会
第3章 高齢者の特性を活かした学習援助の視点
第4章 人びとのエイジングへの意識に関する調査研究:高齢者と大学生の調査データの比較を中心に
第5章 エイジングと学習能力・学習行動の関連に関する調査研究
第6章 高齢者への学習援助に関する調査研究
第7章 教育老年学の展望:今後の課題と可能性