出版社内容情報
日本の教育は、1970年代のアメリカの学校崩壊の状況に似てきている。その危機から脱却し、みごとに学力を向上させ、人格教育も確立させたアメリカの事例を研究し、日本の学力再生の方策を追求した。
内容説明
本書は、アメリカが二十世紀になって、特に後半において、なぜ教育を崩壊させてしまったか、それをどのようにして建て直したかを、具体的事例を挙げて解説し、それを明らかにしている。
目次
第1章 アメリカの学力低下への危機意識(アメリカの伝統的教育;進歩主義教育の破綻とその対応 ほか)
第2章 アメリカの学力再生策(レーガン大統領の教育改革;G.ブッシュ大統領の教育改革 ほか)
第3章 アメリカの学習指導の現実(学力と規律;アメリカの学習指導 ほか)
第4章 アメリカの人格教育(人格教育は国家意識の高揚から;道徳は教えられなければならない ほか)
第5章 日本教育の反省と再生(教条主義による思考統制;徳治主義による行動態様 ほか)
著者等紹介
加藤十八[カトウジュウハチ]
昭和2年豊田市に生まれる。24年名古屋大学岡崎高等師範学校物理科卒業。25年名古屋大学教育学部附属中・高等学校教諭、同教育学部講師。43年愛知県立高等学校教諭、教頭、校長を歴任。48年イーストウエストセンター(ハワイ)文化研究所留学。62年愛知県立瑞陵高等学校校長を退職。同年中京女子大学教授。平成7年中京女子大学退職。現在、中京女子大学名誉教授、同非常勤講師
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