内容説明
多喜二とともに学びたたかった盟友たち、執筆を支えた拓銀の同僚、多喜二奪還闘争を展開した伊勢崎の人たちなど、多喜二をとりまく人間群像にいま光をあてる。
目次
第1部 時代が結んだ青春―多喜二と千代子(一九二八年、小樽と東京で;その飛躍を準備したもの;東倶知安行)
第2部 多喜二の盟友たち(小樽から東京へ―寺田行雄とその家族;『蟹工船』への道と乗富道夫;敗戦直前、拷問に斃れた古川友一)
第3部 君の二月に―エピソードでつづる多喜二(忘れ得ぬ人;多喜二来る!;多喜二と山宣、野呂との「遭遇」;わが愛する街―麻布十番;君の二月に)
著者等紹介
藤田廣登[フジタヒロト]
1934(昭和9)年長野県諏訪郡長地村東山田(現・下諏訪町)に生まれる。岡谷工業高校卒。化学会社、労働者教育協会・学習の友社勤務を経て、現在、労働者教育協会理事、(財)全労連会館常務理事、「伊藤千代子の会」(在京)事務局、民主長野県人会会員、関西勤労協・戦前の出版物を保存する会協力員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。