内容説明
健康な地域環境をいかに守り育てるか。地域の自然と歴史を読み解く地域生態学から明らかにする。
目次
なぜ、地域生態から探るのか
第1部 地域の自然との共生を探る―生物相に配慮した環境形成を目指して(地域植生の変容と保全のあり方;地域環境の変容に伴う生物の変化;都市域における生物の行動特性;生物との触れ合いの変化;生物と触れ合う場づくり;生物との共生の可能性)
第2部 地域の歴史との共生を探る―歴史性の創出と継承を目指して(歴史的緑の保全と継承;地域資源を継承するオープンスペース;生活文化が生み出す地域資源)
第3部 共生環境のマネジメント手法を探る―環境活動を担う人と仕組みづくりを目指して(共生環境のための意識啓発;市民活動の成長プロセス;環境マネジメントのあり方)
著者等紹介
上甫木昭春[カミホギアキハル]
大阪府立大学大学院教授(生命環境科学研究科)。学術博士。1954年鹿児島県生まれ。1979年大阪府立大学大学院農学研究科農業工学専攻修士課程修了後、株式会社景観設計研究所、兵庫県立人と自然の博物館などを経て現職。専門分野は、緑地計画および地域生態学。日本造園学会、日本都市計画学会などへの投稿論文多数。大阪府、兵庫県、神戸市、豊中市、吹田市、大阪狭山市などにおいて、土地利用審査会、河川審議会、都市計画審議会、環境審議会、文化財審議会などの委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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