日本建築史講義―木造建築がひもとく技術と社会

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日本建築史講義―木造建築がひもとく技術と社会

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761528164
  • NDC分類 521
  • Cコード C0052

出版社内容情報

木造建築の成立ちと歴史を初学者に伝える渾身の一冊。収録中の日本住宅建築史は東大工学部ベスト・ティーチング・アワードを受賞

内容説明

東大の講義を再構成。木造建築の成立ちが歴史資料をベースに政治・経済・宗教など社会背景と共に語られる。なぜその時代に、その材料が、技術が変化したのか?ストーリーとして学ぶ建築史。2021年度東京大学工学部ベストティーチング・アワード受賞!!

目次

木造建築の理解への第一歩
木造建築の細部と建立年代の関係
現存しない木造建築を探る―発掘資料から読み解く原始~古墳時代の建物
仏教の伝来―飛鳥の寺院建築と法隆寺
混在する技術―7世紀の寺院と飛鳥の宮殿
律令国家の形成と都城
古代宮殿の私的空間と公的空間―大極殿・内裏・朝堂院
律令制の展開と寺院建築
仏教の繁栄を支えた寺院建築と大工道具
支配層の住まい1―貴族住宅・寝殿造・武家住宅
密教寺院の展開と浄土思想―平安時代の寺院
神社建築の黎明―伊勢神宮・出雲大社・住吉大社
神社建築の諸形式と神仏習合―流造・春日造・八幡造・日吉造
南都の焼き討ちと建築における中世の始まり―大仏様・禅宗様・和様
興福寺の復興と密教本堂の発展―和様の展開と変容
鎌倉新仏教の建築と神社建築の新展開
支配層の住まい2―禅宗の住房と書院造の形成
接客空間から遊興空間の追究へ―茶室と数寄屋
都市と庶民の住まい―町並みの累計と町家の形成
農村部の住まい―農村型民家の構造と地方性

著者等紹介

海野聡[ウンノサトシ]
1983年生まれ。2009年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退、博士(工学)。2009~18年(独)国立文化財機構奈良文化財研究所を経て2018年より東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授。専門は日本建築史・文化財保存(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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六点

87
著者の東大での講義を元にした一書。竪穴式住居から始まり、近世の民家まで、その濃密さは「東大って凄いところだなあ』と、六点をして感心せしめた。図面や写真、絵画資料まで広汎な資料が引用されているが、やはり、白黒かつ過小なサイズであるという他ない。図面と講義で触れられて居る部分が離れているのもあり、読難さを感じた。この本に取り上げられている建造物を、幾つか六点は見たことがあるが、やはり。「何にも知らないもんだなあ」と独りごちる他無かった。本書を携え、出かけよう。と、思うばかりである。2022/07/17

T.Matsumoto

8
著者の実務経験が反映された講義のせいか、半分以上が奈良の古建築の詳細な分析。読んでも読んでも奈良に驚愕。法隆寺、東大寺、興福寺、春日大社、他多数が愛情を持って紹介されているように見えました。伊勢出雲、寝殿造や書院造、茶室、民家なども講義に上がりますが、木造建築の原理とその技術革新と共に明快に位置付けられているところが出色。寺社仏閣などの木造建築を見る目が変わります。商店街の脇道を逸れるといつの間にか興福寺の境内に入り込み、あたかも歴史を飛び越えたような感覚を覚える奈良にまた行きたくなります。2024/02/17

わ!

7
前に読ませていただいた同じ著者の「奈良で学ぶ 寺院建築入門 (集英社新書)」が面白かったので、さらにを期待して読んで見た。面白かったのだが、私の場合はスマホがあったからこそ面白く読めた一冊であったともいえる。「身舎」とか「廂」とか「斗」とか「肘木」とか…とにかく建築用語が出てくる度に、スマホで検索して思い出してから、読み直す。逆に言えばそんな単語をきっちり頭に入れてから読み出すとスラリと読めるのかも知れません。ただ単語の意味がわからないまま読み進めるには、もったいない内容が多かったです。2022/11/05

イツシノコヲリ(丹波國)

6
筆者が担当する東大の講義を元にした書籍である。「建物が語る日本史」に比べ、内容が濃く、最新の研究を反映させているところもあり良かった。割と概説書には余り登場しない東大寺仏餉屋なども出てくる。読みやすい文体であるが、図版が多いわけではないので、ところどころ分かりにくいところもあった。まあ日本建築史の優れた概説の一つであることは間違いない。2023/01/23

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