出版社内容情報
CSR・CSVやソーシャルビジネスの限界を超えて、企業の本業を通じた社会化と、それを支える地域づくりついてわかりやすく解説。CSR・CSVやソーシャルビジネスが流行しているが、それぞれには限界があり、重要なのは本流である企業の本業での社会化だ。「企業の本業を通じた社会的課題の解決」、ひいてはその先にある「社会的課題を生まない企業経営」と、著者がリードする「ソーシャル・イノベーション・クラスター」の展開についてわかりやすく解説。
はじめに
1章 一般の企業こそ「社会的課題」解決の旗手に
1 社会的課題を紐解く基本的な考え方
1 本書で伝えたいこと
2 本書を貫く視点 ソーシャルイノベーション7.0
3 基本的なキーワード
4 イノベーションの現在
2 社会的課題を解決する/生まない経営の背景にあるもの
1 社会の閉塞感
2 政府の失敗、市場の失敗、NPOの失敗
2章 サスティナブル・カンパニーの事例
1 企業の動向
2 IKEUCHI ORGANIC 副題未定。以下同じ
3 兵左衛門
4 サラダコスモ
5 Patagonia
6 ラッシュジャパン
7 しまの会社
8 アミタホールディングス
9 寺田本家
10 クロフーディング
11 中村ブレイス
3章 社会的課題を解決する/生まない経営とは何か
1 共通する経営スタイル
1 経営哲学
2 異質なものをつむぐ経営
3 マルチステークホルダーへの配慮
4 競争戦略を意図しない
5 プラットフォームの提供
2 社会的課題を解決する/生まない経営
1 グレート・カンパニー
2 社会的課題を生まない経営のあり方
3 つむぐこと
4 社会にとって良い会社:サスティナブル・カンパニー
4章 サステイナブル・カンパニーを支える地域づくり
1 多様な主体が参加、成長する場
1 発幸場
2 ソーシャル・イノベーション・クラスターとは
3 共通する未来像
4 クラスター資本
2 京都市ソーシャル・イノベーション・クラスター構想
1 コンセプト・組織
2 構造
3 成果
3 行政の役割
1 行政に期待されること
2 京都市の役割
3 京都ソーシャルイノベーション研究所
4 サスティナブル・カンパニーと地方創生
1 コミュニティ/ソーシャル・デザインとは
2 サスティナブル・カンパニーがどのように地方創生にかかわるのか
3 支えるシステム
5章 これからのあなたへ
1 経営の基本となるもの
1 哲学
2 俯瞰力
3 キュレーション
2 基準・行動指針
1 協働の接着剤としての利他性
2 イノベーションの厳選としての多様性
3 組織をひらく
4 情報を分析せず、曖昧なままに保持する
5 合理と情理
6 思考を停止させない
7 障害の難易度の設定
3 起業・第二創業のポイント
1 未来志向と経営哲学の構築
2 手法の構築
大室 悦賀[オオムロ ノブヨシ]
大室悦賀(おおむろ のぶよし)/京都産業大学経営学部准教授。1961年東京都府中市生まれ。1984年拓殖大学政経学部経済学科卒業。1998年法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻修士課程修了、修士(経済学)。2007年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学。1984年株式会社サンフードジャパン入社、1985年東京都府中市入職、2007年京都産業大学経営学部専任講師、同准教授を経て、2015年から現職。共著に『ソーシャルビジネス 地域の課題をビジネスで解決する』(中央経済社、2011年)、『ソーシャル・イノベーションの創出と普及』(NTT出版、2013)
内容説明
CSR・CSVやソーシャルビジネスが流行しているが、それぞれには限界がある。重要なのは本流である企業の本業での社会化だ。「企業の本業を通じた社会的課題の解決」、ひいてはその先にある「社会的課題を生まない企業経営」と、著者がリードする「ソーシャル・イノベーション・クラスター」の展開についてわかりやすく解説。
目次
01 一般の企業こそ「社会的課題」解決の旗手に(社会的課題を紐解く基本的な考え方;社会的課題を解決する/生まない経営の背景にあるもの)
02 事例(企業の動向;IKEUCHI ORGANIC ほか)
03 サステイナブル・カンパニーとは何か(共通する経営スタイル;社会的課題を解決する/生まない経営)
04 サステイナブル・カンパニーを支える地域づくり(多様な主体が参加、成長する場;京都市ソーシャル・イノベーション・クラスター構想 ほか)
05 これからのあなたへ(経営の基本となるもの;基準・行動指針 ほか)
著者等紹介
大室悦賀[オオムロノブヨシ]
京都産業大学経営学部教授。京都市ソーシャルイノベーション研究所所長。1961年東京都府中市生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学。1985年東京都府中市入職、2007年京都産業大学経営学部専任講師、同准教授を経て、2015年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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