図解 ここが見どころ!古建築

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図解 ここが見どころ!古建築

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  • サイズ A5判/ページ数 122p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784761526269
  • NDC分類 521.8
  • Cコード C0052

出版社内容情報

誰もが名前を知っている古建築の「見どころ」だけを、時代の流れにそって完全図解。本書を片手に、もう一度古建築を見に行こう!春日大社、法隆寺、桂離宮…誰もがその名を知っている古建築の「見どころ」だけを、時代の流れにそって、完全図解。専門用語にはすべて振り仮名を付し、実際の見学の順番に沿って解説しているので、建物の特徴と「意味」が具体的に学べる。「見どころ」がわかれば楽しさ倍増。本書を片手に、もう一度、古建築を見に行こう!

はじめに
◎【神社?住吉造】住吉大社本殿 切妻屋根の直線美
ポイント 住吉造は背面から見るとよくわかる
見どころ? 直線を強調した屋根
見どころ? 神明造・大社造との共通点と違い
見どころ? 大嘗宮・寝殿造との共通点
○神社のはじまりはお米の倉庫?
◎【神社?春日造】春日大社本殿 「反り」に見る仏教建築の影響
ポイント 妻入一間社の前面に庇をつけた春日造
見どころ? 反りのある屋根と庇
見どころ? お神輿を思わせる構造
見どころ? 境内の若宮神社も必見
○各地にある春日造の神社
◎【神社?流造】上賀茂神社本殿 片側に延びた屋根がつくる人の空間
ポイント 片方の屋根が流れるように延びた流造
見どころ? 身舎と庇部分の違いに注目
見どころ? 下鴨神社との違い
○本殿周辺も必見
◎【神社?日吉造】日吉大社本殿 三方に出た庇と神仏習合の影響
見どころ 本殿の三方に庇がついた日吉造
○本殿が二つに分かれた八幡造
◎【神社?八坂造】八坂神社本堂 神と人の空間の一体化
見どころ 本殿と礼堂が一体になっている
○神の空間と人の空間が一体化していく過程
◎【寺院?飛鳥様式】法隆寺西院伽藍 仏の教えを運んだ雲形の組物
ポイント 後の「和様」につながる飛鳥様式
見どころ? 軒下を見れば飛鳥様式がわかる
見どころ? 最も飛鳥様式の特徴が揃う金堂
見どころ? 鎌倉時代の大工が適当に?改造した回廊
○伽藍配置の変遷―重点は塔から金堂へ
◎【寺院?和様】興福寺五重塔 三手先組物の典型
ポイント 「和様」にもいろいろある
見どころ? 柱の上に「組物」、梁の上に「間斗束・蟇股」がある
見どころ? 柱を「長押」で連結
見どころ? 垂木と「野屋根」
○平安時代の和様の展開
◎【寺院?大仏様】東大寺南大門・大仏殿 挿肘木がつくる力強いデザイン
ポイント 純粋な大仏様を伝える南大門
見どころ? 柱に穴を開けて貫・肘木を通している
見どころ? 和様とは異なる垂木の使い方
見どころ? 大仏殿は純粋な大仏様ではない
○純粋な大仏様を伝える浄土寺浄土堂
◎【寺院?禅宗様】大徳寺三門・仏殿・法堂 曲線の多用と密集する組物
ポイント 宋から導入された当時最先端の建築様式
見どころ? 細い柱・梁と軒下に密集する組物
見どころ? 曲線を強調したデザイン
見どころ? 反った屋根と詰組が壮観な三門・仏殿・法堂
○部位別!和様・大仏様・禅宗様の違い
◎【寺院?折衷様】鶴林寺本堂 様式美のカオス
ポイント 和様を基本に大仏様・禅宗様の要素が混在
見どころ? 和様に大仏様・禅宗様が混じる本堂
見どころ? 様式の混在が極まった外陣
見どころ? ほぼ禅宗様の厨子
○双堂から本堂へ
◎【書院造】西本願寺書院 格式を表現する天井・欄間・座敷飾
ポイント 武士が格式を表現する儀式の場
見どころ? 部屋ごとに格式がある
見どころ? 三段に区分された対面所
見どころ? 欄間の様式で空間に差がある
○西本願寺と並ぶ書院造の最高峰・二条城二の丸御殿
◎【数寄屋風書院造】桂離宮御殿群 格式・規格を排した自由なディテール
ポイント 格式・規格を排した数寄屋
見どころ? 時代順に数寄屋の要素を強める三つの書院
見どころ? 天下の三棚―桂棚・霞棚・醍醐棚
○修学院離宮の数奇屋建築
◎【茶室】曼殊院小書院・八窓軒茶室 数寄の精神を伝える茶室建築の典型
ポイント 自由な精神による茶の空間
見どころ? 「小さな桂離宮」と呼ばれる住宅
見どころ? 小書院と八窓軒茶室のディテール
○遊びの気分に満ちた茶屋建築―高台寺傘亭・時雨亭
おわりに

妻木 靖延[ツマキ ヤスノブ]
妻木 靖延/妻木建築設計事務所所長。大阪ガス?リフォームコンサルタントスタッフ。京都林泉協会理事。 1935年生まれ。1957年大阪工業大学第一工学部建築学科卒業。坂倉準三建築研究所所員、妻木椅子工場経営を経て、1967年妻木建築設計事務所を開設。1986年、大阪ガス?リフォームコンサルタントスタッフとなり、リフォーム教育を一手に手がけ、現在に至る。この間、大阪工業大学高等学校建築科、大阪工業大学工学部建築学科、摂南大学工学部建築学科、武庫川女子大学生活環境学科他の非常勤講師を定年まで勤めた他、松下電工株式会社宣伝部アドバイザー、松下電器産業株式会社HA事業部建築関係のアドバイザーを務める。また、庭園と縁の関係に着目し、建築家故西澤文隆とともに、20年余りにわたり庭園実測を行った。著書に『新訂日本建築』(学芸出版社)。

内容説明

春日大社、法隆寺、桂離宮…誰もがその名を知っている古建築の「見どころ」だけを、時代の流れにそって、完全図解。専門用語にはすべて振り仮名を付し、実際の見学の順番に沿って解説しているので、建物の特徴と「意味」が具体的に学べる。「見どころ」がわかれば楽しさ倍増。本書を片手に、もう一度、古建築を見に行こう!

目次

神社1 住吉造 住吉大社本殿―切妻屋根の直線美
神社2 春日造 春日大社本殿―「反り」に見る仏教建築の影響
神社3 流造 上賀茂神社本殿―片側に延びた屋根がつくる人の空間
神社4 日吉造 日吉大社本殿―三方に出た庇と神仏習合の影響
神社5 八坂造 八坂神社本殿―神と人の空間の一体化
寺院1 飛鳥様式 法隆寺西院伽藍―仏の教えを運んだ雲形の組物
寺院2 和様 興福寺五重塔―三手先組物の典型
寺院3 大仏様 東大寺南大門・大仏殿―挿肘木がつくる力強いデザイン
寺院4 禅宗様 大徳寺三門・仏殿・法堂―曲線の多用と密集する組物
寺院5 折衷様 鶴林寺本堂―様式美のカオス〔ほか〕

著者等紹介

妻木靖延[ツマキヤスノブ]
妻木建築設計事務所所長、大阪ガス(株)リフォームコンサルタントスタッフ。1935年、大阪市生まれ。1957年、大阪工業大学第一工学部建築学科卒業。同年、坂倉準三建築研究所入所。1959年、同所を退所。同年、妻木椅子工場を開設。1967年、妻木建築設計事務所を開設。1980年、妻木椅子工場を廃業。1986年、大阪ガス(株)リフォームコンサルタントスタッフとなり、リフォーム教育を一手に手がけ、現在に至る。この間、大阪工業大学高等学校建築科、大阪工業大学建築学科、摂南大学工学部建築学科、武庫川女子大学生活環境学科他の非常勤講師を定年まで務めた他、松下電工(株)宣伝部アドバイザー、松下電器産業(株)HA事業部の建築関係のアドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ざっくば

3
日本の古建築について、造りや様式ごとにその特徴を解説。しっかり図があり、部位の名称も細かく記載。「古建築 詳しくないけど 興味ある」な人に向けて、平入・妻入から始まり、組物にも触れる。これで「本来遊離尾垂木が出ている中備の位置に平三斗があり〜」なんていう解説に出くわしても、即試合終了せずに済みそう。もっと早く読めばよかった!2022/06/01

じじちょん

3
有名な寺社仏閣の構造をイラストを中心に解説しています。 特に屋根や軒下の構造が分かりやすく、イラストもポイントをついており非常に見やすいです。 これまで訪れたことのある場所が多かったので、この本を片手に巡ってみたかったです。2017/10/26

よこ

0
広く浅くといった感じ? この類いの本は初めて読んだ。内容はまとまっていてよかった。2018/10/26

55くまごろう

0
寺社建築をはじめとする日本の伝統建築については、切妻・寄棟・入母屋の違いくらいしか知らず、後学のために手にしてみました。写真は一枚も無いですが、挿絵がとても美しく図解のほうが判りやすいのだと理解。結局神社も寺院も神仏の場所から、それを拝む人の場所を確保する方向に変化していったということが良く判ります。主要な建築物がほとんど関西にあるのが、東京人としては寂しいところではあります。2018/04/18

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