出版社内容情報
大正時代に創立され今なお地域の劇場として親しまれる芝居小屋・内子座。これまでの百年とこれからの百年を描きだす。
大正時代に町民有志によって創立され、今なお現役の劇場として親しまれている芝居小屋・内子座。地域に支持され、継続できる公共劇場のあり方とはどのようなものなのか。戦前の隆盛、戦後の低迷と解体の危機を経て、町並み保存による再生と「まちづくりの拠点」としての展開を通じて、内子座のこれまでとこれからを描き出す。
劇場の記憶
序章 町に内子座がある
第1章 人と土地が生んだ娯楽の殿堂
第2章 変遷と衰退
第3章 再興 町並み保存とともに
第4章 よみがえる娯楽の殿堂
◎論考1 内子座の建築物としての文化財的価値 江面嗣人
第5章 ひらかれた舞台
◎論考2 公共劇場としての内子座 徳永高志
第6章 まちづくりのよりどころ
◎論考3 地域資源としての内子座 鈴木茂
終章 受け継がれる町の劇場
100年後の内子座を考える座談会
年表 内子座100年の歩み
あとがき
【著者紹介】
『内子座』編集委員会岩淵拓郎(編集者・メディアピクニック) 大西啓介(内子まちづくり商店街協同組合) 城戸輝芳(ケーブルネットワーク西瀬戸) 徳永高志(アートNPOカコア) 曽根航也(内子町環境政策室) 中岡紀子(内子町町並・地域振興課) 西岡真貴(内子町町並・地域振興課) 西岡美穂(内子町自治・学習課) 山岡敦(内子町総務課) 山田きよ(版画家) 安川徹(内子町町並・地域振興課) 林愼一郎(内子町町並・地域振興課) 源田耕一郎(内子町町並・地域振興課
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