出版社内容情報
安藤忠雄、堀部安嗣、岸和郎の名作住宅3題。手順は2色刷で丁寧に解説しつつも共通点や差異を読み解く力と共に基礎習得を目指す
安藤忠雄「住吉の長屋」、堀部安嗣「屋久島の家」、岸和郎「東大阪の家」の名作住宅3題で製図、パース・模型制作、プレゼンテーションと一連のスキルを学べる入門書。中庭をもつ矩形平面という3題の共通点や、周辺環境や構造種別(RC造・木造・S造)に応じた個々のプランニングで、空間を読み解きながらの基礎習得を実現
住宅とは/住宅三題の比較/設計図面とは 【住吉の長屋】平面図の描き方/断面図の描き方/立面図の描き方/1点透視図法の描き方/2点透視図法の描き方/模型を作る 【屋久島の家】木造の架構と構法/平面図の描き方/矩計図の描き方/伏図の描き方/配置図/軸組模型のつくり方 【東大阪の家】平面図/立面図/断面図/展開図の描き方/構造図の描き方/部分詳細図の描き方/アクソノメトリックの描き方 【資料編】基礎製図用具と使い方/製図のルール/図面の表示記号/建築図面の図法/建築図面の種類と役割、縮尺について/プレゼンテーション/デザイン言語
【著者紹介】
貴志雅樹(きしまさき)(1949~2015)元富山大学芸術文化学部教授、貴志環境企画室主宰、一級建築士。1949年和歌山県生まれ。1975年神戸大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。安藤忠雄建築研究所にて「住吉の長屋」を担当し、1978年に独立。2004年高岡短期大学教授、2005年より富山大学教授に着任。2015年1月に逝去。