内容説明
グンナー・アスプルンド、アルヴァ・アアルト、アルネ・ヤコブセン、ヨーン・ウッツォン…7人の建築家の夢―家族と過ごした時間と空間。
目次
7人の建築家の夢―家族と過ごした時間と空間
1 グンナー・アスプルンド
2 アルヴァ・アアルト
3 アルネ・ヤコブセン
4 モーエンス・ラッセン
5 ヨーン・ウッツォン
6 アルネ・コルスモ
7 スヴェレ・フェーン
著者等紹介
和田菜穂子[ワダナホコ]
1969年新潟県生まれ。東北芸術工科大学准教授、慶應義塾大学非常勤講師。学術博士(ph.D.)。1992年青山学院大学卒業、2006年慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学、2006‐2008年デンマーク政府奨学生としてコペンハーゲン大学留学。2009年より現職。大学卒業後、一般企業、黒川紀章建築都市設計事務所に勤務。大学院在学中より神奈川県立近代美術館にて学芸員を兼ね、その後ドイツ・ヴィトラ・デザインミュージアムと共同で「ジャン・プルーヴェ展」、スイス・プロヘルヴェティア文化財団と共同で「スモール&ビューティフル:スイス現代デザイン展」の日本巡回展を手掛ける。建築・デザイン分野でのキュレーションが専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ウメ
4
フィンランドに行くのならばやはりアアルトの作品を見て回るべきか。しかし思ったより彼の作品は私好みではないようで。悩ましいところ。北欧建築ではアスプルンドとヤコブセンが群を抜いて好きなのだと再認識。2017/01/13
figaro
1
アスプルンドからフェーンまで北欧七人の建築家を紹介した本です。現在では世界遺産となっているアスプルンドの「森の教会」には,自然を慈しむ北欧建築の粋がよく表されています。アアールトが祖父から受けた「人間は森なしでは生きてはいけない」という教えと,「いつも心の中でイタリアを旅している」という憧れが,北欧建築家の「夏の家」を十分に語っていると思います。茶室・瑞暉亭(1935)が北欧建築家に与えた影響が,どのような形となって現れたのか,もう少し詳しく知りたいところです。2017/09/28
okalemon12
0
入門書、という印象。モダンハウスの本って感じより、建築家の紹介のほうが近い。感想としては、戦争を含め、建築家は波乱万丈な人生を送っているのだなあと。北欧の各巨匠建築家の概略を知るには十分かと思います(人によって情報量に差はあったが)。表現的には、建築という事物に関する本なので、写真や図面と、文章のレイアウトなどで読みにくいと感じる部分が多々。個人的には図面がもっとほしかった、という感じ。2012/09/03
タカ
0
北欧の建築家は皆人生を謳歌している。短い夏にかけるサマーハウスへの執着、長い冬を快適に過ごす光の取り入れ方にこだわった実験的自邸。 いつかゆっくりこうした建築を見て回りたい。2012/10/18