出版社内容情報
土木と名乗らずとも“ドボク”を学ぶ学生必見! その面白さと奥深さを堪能する学生生活のための秘訣96編! ハローワークも満載。
環境工学、社会基盤工学、都市環境デザイン工学……土木と名乗らずとも“ドボク”を学ぶすべての学生必見!ドボクって何?という素朴な疑問から、多彩な授業の魅力、土木構造物鑑賞のツボまで、先輩74人が丁寧にレクチャー。ドボクの面白さと奥深さを堪能する学生生活が、この一冊で手に入る!気になるハローワークも満載。
1章:学科紹介
2章:学校生活
3章:ドボク的日常生活
4章:ドボク体験
5章:ドボク学生のハローワーク
【著者紹介】
佐々木葉(ささき よう)/1961年生まれ。早稲田大学創造理工学部社会環境工学科教授。建築出身ながら今や土木の景観・デザインを担う。前土木学会誌編集委員長。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa
24
ブックディレクター幅さんが手掛けた東北大学生協Boookにあった本。26年間ゼネコンで建築畑を歩いてきた私だが、同じ釜の飯を食べる土木のことは以外と知らないことが多い。本書は基本、土木を学ぶ学生へ各方面で活躍するOB(74人!)からのエールと処世術が綴られているのだが、ダムや橋梁・トンネルといった土木構造物を愛でる気持ちは建築のそれと通じるものを感じてとても新鮮だった。考えてみれば我々の生活は見えるもの、見えないものを含めて土木技術の恩恵なくしては成り立たない。土木インフラへの視点が変わる良書。15862015/05/27
overbear
2
学科の先生や先輩(!)が寄稿していたことに驚いた。土木は地盤工学や構造力学、水理学などハード系に端を発するものなのにタイトルがソフト系だけを取り上げているのは、土木に関わる人間が土木の「ダサさ」と「一般受けの悪さ」を一番自覚しているのが見て取れる。自分もソフト系に関わるものであるが、「土木」と名乗っていいのかどうかは未だ確信を持てない。社会で「土木」を生業にするのは、前々から感じていたがどの選択肢を取っても全能ではない。どれをやっても面白いだろうから、何のデメリットなら妥協できるかが決め手になるだろうか2016/03/05
K
2
個人的には環境というキーワードは馴染みが薄いと感じた。ドボクは色々なジャンルを網羅しているな。2015/07/26
シータ
2
昨今「社会」とか「環境」って名前を冠しいるせいか、フタを開けて土木学科でしたと言われて失望する学生が多い気がする。そんな人に魅力を伝えるには十分な一冊。もちろん土木系卒業生が読んでも楽しめる。2015/05/29
tkd
1
同じ学問を専攻しはじめる人には是非ともお勧めしたいね。