美味しい田舎のつくりかた―地域の味が人をつなぎ、小さな経済を耕す

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美味しい田舎のつくりかた―地域の味が人をつなぎ、小さな経済を耕す

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761513412
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C0052

出版社内容情報

そこにしかない地域の価値を形にし、小さな規模で直接お客さんに届ける。生産と消費をつなぎ、自らの営みで地域で仕事を生む。

そこにしかない地域の価値を形にし、小さな規模で直接お客さんに届ける。生産と消費をつなぎ、地方の仕事を生み、自らの営みで地域を巻き込む、ローカル・スモールビジネス。瀬戸内ジャムズガーデン、コスモファーム、まちのシューレ963、良品工房、知憩軒ほか、田舎の豊かさを仕事にする起業家たちの挑戦。

1 生きている素材から、極上の味が生まれます


Chapter 01
ジャム屋がよみがえらせた宝の島
瀬戸内ジャムズガーデン(山口県周防大島町)

高齢化率日本一の島に現れた人気店
食べたことのないジャムの味
こだわりのジャムづくりが地域を変える
新婚旅行でのひらめきから始まった挑戦
予想外の帰郷と起業
ジャムの味と仏教の教えを音楽にのせて
思惑が外れたお父さんの応援
起業家を生みだす島にしたい

Chapter 02
里山の牧場に行列ができる絶品ジェラート
池田牧場(滋賀県東近江市)

酪農を観光へ変えた牧場
こだわりの味を生みだす地域連携
余った牛乳を捨てる苦しみ
あきらめを夢に変えた出会い
ジェラートづくりへの扉を開く
念願の工房オープン

Chapter 03
手塩にかけて育て伝える完熟野菜>
村上農場(北海道上士幌町)

27種類の美味しさを楽しめるジャガイモ
売り文句にもストーリーを
農家が直販できる背景
安心安全のジャガイモづくり
少量多品種販売の醍醐味
家庭料理が現在の営業に活きている
素朴な疑問から生まれた雪下熟成
イチ押しレシピで営業先を開拓する


2 使われ方を知ることから、商品開発は始まります


Chapter 04
均一化された市場に個性豊かな野菜で挑む
コスモファーム(香川県高松市)

産地直送の200種類の野菜
今の料理に求められる多彩な野菜
80アールの畑で全国からの注文に応える
野菜の特性と料理を知ることが大切
加工品で息を吹き返したオリーブ
見たこともない野菜に出会えるマルシェ
美味しいトマトをつくれば必ず高値で売れる
画一化された市場流通への疑問
マルシェが新しい農業のチャンネルに
シェフとの対話から始まる野菜づくり

Chapter 05
農家の本気を引き出す六次産業の伝道師
山際食彩工房(福島県会津若松市)

全国から依頼が舞い込む食品加工会社
六次産業必勝のツール
現地の人が知恵を出す手助けに徹する
商品づくりが地元の生きがいになる
地産地消のホテルへの挑戦
農家が詰めかけた料理講習
被災地を支援する野菜の加工販売
被災地で新事業を軌道にのせる


3 つくり手も買い手も喜ぶ、売り場をつくります


Chapter 06
香川のライフスタイルこそがブランド
まちのシューレ963(香川県高松市)

まちに必要な機能を備えた丸亀町商店街
香川のライフスタイルを学べる店
こだわりぬいた商品セレクション
店舗づくりの三つのコンセプト
丁寧な暮らしを発見するイベント
ものづくりの若い担い手を育てたい
スピードに流される仕事への違和感
バブル後の危機を経て生まれ変わった商店街
地方にこそ本物がある
成功するまちづくりの条件

Chapter 07
つくり手、売り手、買い手をつなぐ商品づくり
良品工房(東京都)

全国の個性的な逸品を集めた「ニッコリーナ」
全国デビューへのステージ
美味しそうに売る仕掛け
生産者がランチを提供する「オカッテ」
つくり手の熱い思いが決め手
主婦の本音を聞く「いいものプロジェクト」
積極的に参加してもらうモニタリング
販売の第一歩は信頼されること

Chapter 08
鮮度が命、漁師と農家がとれたての産品を直売
道の駅むなかた(福岡県宗像市)

全国平均の5倍を稼ぐ道の駅
人気の秘密は漁師の直売
スーパーで培った異例の運営手法
生産者との密なコミュニケーション
お客さんに商品の魅力を伝える工夫


4 ありのままのもてなしが、訪れたくなる秘訣です


Chapter 09
本物の豊かさを発信する農家民泊
知憩軒(山形県鶴岡市)

素朴な保存食が人気の農家民泊
自ら育てた食材でつくる絶品料理
庄内の恐るべき発信力
足元にあるものを使いこなす技と知恵
食の信頼を取り戻すための料理
絹のまちを復活させたい
眠っている地域の豊かさを形にする

Chapter 10
まちを耕すシェフを育てるレストラン
素材香房 ajikura(島根県邑南町)

A級グルメのまちづくり
地域の食の拠点をつくりたい
耕すシェフの育て方
女性の移住を促したハーブ
定住を全力で支援する
若い世代から料理を身近に
ajikuraを支える生産者のネットワーク

【著者紹介】
金丸弘美/食環境ジャーナリスト、地域活性化アドバイザー。1952年生まれ。全国1000の農山漁村を訪れ、食からの地域再生や食育、食のワークショップなどの企画をプロデュースし出版や講演活動を通じて広く発信する。2008年より総務省地域力創造アドバイザー、農林水産省地域ブランド化支援事業プロデューサー、2009年より内閣官房地域活性化応援隊地域活性化伝道師に就任。高知県農業創造人材育成事業総合アドバザーなど、各地で行政と地域住民が連携した地域活性化事業のアドバイザーを務める。 近著に『幸福な田舎のつくりかた 地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす』(学芸出版社)、『実践!田舎力 小さくても経済が回る5つの方法』(NHK出版新書)、『田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則』(NHK生活人新書)など多数。

内容説明

地方の豊かさを仕事にする起業家たちを多数紹介!

目次

1 生きている素材から、極上の味が生まれます(ジャム屋がよみがえらせた宝の島―瀬戸内ジャムズガーデン(山口県周防大島町)
里山の牧場に行列ができる絶品ジェラート―池田牧場(滋賀県東近江市) ほか)
2 使われ方を知ることから、商品開発は始まります(均一化された市場に個性豊かな野菜で挑む―コスモファーム(香川県高松市)
農家の本気を引き出す六次産業の伝道師―山際食彩工房(福島県会津若松市))
3 つくり手も買い手も喜ぶ、売り場をつくります(香川のライフスタイルこそがブランド―まちのシューレ963(香川県高松市)
つくり手、売り手、買い手をつなぐ商品づくり―良品工房(東京都) ほか)
4 ありのままのもてなしが、訪れたくなる秘訣です(本物の豊かさを発信する農家民泊―知憩軒(山形県鶴岡市)
まちを耕すシェフを育てるレストラン―素材香房ajikura(島根県邑南町))

著者等紹介

金丸弘美[カナマルヒロミ]
食環境ジャーナリスト、地域活性化アドバイザー。1952年生まれ。全国1000の農山漁村を訪れ、食からの地域再生や食育、食のワークショップなどの企画をプロデュースし、出版や講演活動を通じて広く発信している。2008年より総務省地域力創造アドバイザー、2009年より内閣官房地域活性化応援隊地域活性化伝道師に就任。高知県農業創造人材育成事業総合アドバイザーなど、各地で行政と地域住民が連携した地域活性化事業のアドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

24
ローカリゼーションの徹底こそがインターナショナルに通用する力を持つ時代が始まろうとしている(3頁)。美味しいトマトをつくれば必ず高値で売れる(83頁~)。リコピンだから健康食材。6次産業化が推進されているが、料理や加工は素人で、加工品も限られる。機械の操作、値段、熱処理の温度管理などをマスターしなければならない(107頁)。地域にあるものを地域の人が使ったり食べたりすることで、いいまちができてくる(135頁)。2014/12/26

Humbaba

4
現代は情報が簡単に世界中に発信できるし、簡単に世界の情報を取り寄せることもできる。その結果として、良いものを作ればそれを注文するのは周囲にいる人たちだけでなく、より広範囲の人からネットを介してオーダが得られる。一見誰でも作れそうなものであっても、実際にはその人、その土地でなければ作り出せないものがあり、それこそが人を惹きつける力を持つ。2023/12/03

ふぇるけん

4
地域の特産物を活かして小さなビジネスを立ち上げ、それが人を呼び込み地域の活性化にもつながっていく、そんな事例を集めた一冊。どの事例も表情が生き生きとしていて、元気が湧いてきた。2014/11/23

Humbaba

4
本当に美味しいものを作り、それを提供する場所を作れば、人は集まる。無論、いくら素晴らしいものであってもすぐにその情報が広まってくれるわけではないので続けていなけえば花開く前に潰れてしまう可能性もある。それでも、自分とそれを作ってくれた人たちのことを信じて続けていれば、その努力が報われるだろう。2014/10/27

luckyair

2
「食」を地域おこしのテーマにした9つの地域の事例。筆者独自の視点はないが、各地域の担当者の取り組みや熱意がとても素晴らしい。もともと各地域にあった食べ物に関して、既存の方法ではうまくいかないところに新たな加工・調理方法や見せ方、売り方を取り入れて見事再生を果たしている。どの地域にも共通しているのは、地域にあるいいものを多くの人に伝えたい「志」と納得したものしか扱わない・作らない「こだわり」。そこにしかないものを、そこにしかない方法で提供。消費者が欲するものを敏感に感じとり、実現しているのには脱帽。★★★2015/01/11

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