感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テキィ
7
職人の手仕事を尊む本の文字が揃っていないのはまことに残念といわざるを得ない至極。ざっとみただけでも「枘」(ほぞ)「柿」(こけら)「苆」(すき)の文字が本文組の中で、細い文字に置き換わっていることに気が付く。何とかならなかったのか? 特に「苆」(すき)は、本書において鍵となる事物であるだけに編集の無思慮に悲しみを憶えた。2012年には良い手引書であるが、遠くから見ると「京の大工棟梁と七人の職人衆」にはかなわないのである。著者はこういうゲラが上がってきたら怒るべきだった。2012/08/26
アメヲトコ
5
2012年刊。刊行当時90歳の京都の左官親方佐藤嘉一郎氏からの聞き取りをまとめたもの。重森三玲さんの話なども興味深く、職人さんの世界の豊かさを知る一冊です。2023/08/07
ともたか
0
和室の土壁、心が落ち着きます。 一度自分で塗りたいと思っている。2012/10/11
Satoshi
0
京都の左官屋さんが語る土壁と家のお話。どんな仕事でもプロの話は面白い。吸湿性に優れていたり素晴らしい特徴のある土壁だが、エアコンが普及したことにより乾燥してひび割れてしまい今の住宅事情に合わないのはさみしい事だな、と思いました。2012/09/13