感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ja^2
1
ここで紹介されている人たちは、同じく都市をつくる仕事をしている私とは対極にある。▼この人たちの多くは、既存のまちに深く潜行して同化し、地元=共同体目線で都市を考え、少しずつ都市を変えていく仕事をしている。一方、私のそれは巨大資本に頼って、短期間に大規模に変える。▼両者は既存と新規、ソフトとハード、点と面、継続と刷新、個人と組織―いろんな二項対立で表現できる。あまりに対極だが、読み進むにしたがい、少なくとも国内の都市をつくる仕事は、大資本のそれもこうなっていくと確信めいたものに変わっていった。2012/06/09
KN69
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都市に関わるっていうのは、哲学であり、生き様であるのだな。2017/07/22
m
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将来、都市とどう関わるのかを考える学生にとって、都市をつくる仕事という漠然としたイメージに少しではあるが、リアリティを与えることができたと感じている。建築や都市について学ぶ人だけが都市をつくるのではなく、これからは都市をつくるプロセスをよりオープンにしていくことが、その場所にしかない都市をつくっていくのだと感じた。
き た む ら
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都市というよりも地域な気もします。一つの建物だけでなく全体のマネジメントをする大切さや既にそれを実行した方々の紹介が多く、コミュニティや街づくりに関心がある人は読んで面白いと思います。2014/12/11
TAKAMI
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より豊かな都市をつくるために仕事をしている人たちをかなり広くまとめている本。本当に様々なアクターがいるのだなと感じさせられるし、どの人もそれぞれ魅力的な仕事をしていることがわかる。都市の勉強をしていても実際どんなフィールドでこれから将来働くかなどがぼんやりしている学生にはとてもお勧めできる。2014/04/22