内容説明
アイデアが浮かばない…空回りしている気がしている…。卒業設計は建築系学生にとっての最難関課題。本書はそういった学生さんに向けて考え方とスタディ例を大公開。
目次
はじめに 卒業設計とは何か？（卒業設計は「自分」さがしではない；卒業設計とは論理的思考プロセスの具体化である ほか）
第１章 「テーマ」から「問い」へ（卒業設計は自己満足のためにするのではない；「テーマ」とはたとえば「愛」だ！―根源的だが答えのない大切なもの ほか）
第２章 アイデアの模索と展開（「建築的・空間的アイデア」が勝負の決め手；「アイデア」と「オリジナリティー」 ほか）
第３章 作品を練り上げる（「建築的・空間的アイデア」は魅力的な形になってはじめて生きる；スタディー ほか）
第４章 発表―独白にならないために（「中身」も「外見」もどちらも大切；「梗概」を完成させよう ほか）
著者等紹介
松本裕［マツモトユタカ］
大阪産業大学工学部建築・環境デザイン学科専任講師。１９６６年生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。京都大学大学院博士後期課程・単位取得退学。パリ建築大学ベルビル校・ＤＥＡ学位（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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TAKAMI
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こういう本読みたかった。図書館で借りたけど買います。テーマと主題と建築的・空間的アイディアのつながりについては何度も何度も読んで身体化します。2015/01/31
Ryuji Murasaki Iwaya
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世界に無数存在する書籍の中でも本当に価値ある本。建築・空間その他ID分野の方々には極めて有益。卒業設計などのいわゆる「無題の課題」にあたって、学生は果たしてなにを（概念的に＋具体的作業として）やる事によって、自分の「よがり」ではなく、人間社会に位置する「解の提示＝デザイン」となるのか、それを最初から最後まで説明してくれる。この1冊をバイブルの一つとし、対話しつつ、自らのテーマや主題と向き合い、手を動かす事により、「本物の卒業設計」ができる。まるで松本ゼミを1年経験したかのよう。デザインが理系である事をこの2012/12/25
