踊る大捜査線に学ぶ組織論入門

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784761262778
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C0034

内容説明

『踊る大捜査線』20の名台詞から学ぶ!青島刑事、室井管理官、和久指導員、恩田刑事…といった登場人物の巧みな台詞運びによって描き出される警察組織のダイナミズムとジレンマは、観客自身の心の中に抱える会社観、組織観にも通底し、深い共感と影響を与えた。本書では、珠玉の言葉が散りばめられている台詞の中から20の名台詞を取り上げ、独自の解釈によって、組織のダイナミズムやミッション、カタチ、そしてリーダーシップについて考察する。

目次

第1章 組織のダイナミズム(「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」;「…何がマニュアルだ…」 ほか)
第2章 組織とミッション(「正しいことができないんだ。…自分の信念も貫けない」;「おれたちは逮捕するだけが仕事だ」 ほか)
第3章 組織のカタチ(「わたしに指揮権などない。指揮するのは、もっと上の官僚だ」;「本店の人たち来て、ここに泊まり込むことになったら、弁当出して、お茶出して、タクシー代出すの、みんなうちなのよ」 ほか)
第4章 組織とリーダーシップ(「みなさん、所轄の意地、見せてやりましょう」;「室井さん、命令してくれ!おれはあんたの命令を聞く!」 ほか)

著者等紹介

金井壽宏[カナイトシヒロ]
1954年生まれ。78年京都大学教育学部卒業。89年MIT(マサチューセッツ工科大学)でPh.D.(マネジメント)を取得。1994年より神戸大学教授。神戸大学大学院経営学研究科教授。変革型のリーダーシップ、創造性となじむマネジメント、働く人のキャリア発達、次期経営幹部の育成、これからの人事部の役割、研究とつながる教育・研修のあり方(リサーチ・ベースト・エデュケーション)を主たるテーマとしている

田柳恵美子[タヤナギエミコ]
1959年神奈川県生まれ。科学技術・経営分野を中心に、研究機関や政府・自治体の広報物、学術系出版物などの執筆を多数手掛ける。2004年より、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士後期課程にて、組織論、知識移転論、サイエンスコミュニケーションなどの研究に従事。現在、(独)産業技術総合研究所情報技術研究部門嘱託PR&コミュニケーションコンサルタント、(独)科学技術振興機構(JST)「産学官連携ジャーナル」編集委員などを務め、社会技術ジャーナリスト、サイエンスコミュニケーションスペシャリストとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hisa888

11
踊る大捜査線の名シーンから、組織論に基づいた金井先生の考察と理論が平易に紹介されていた。リーダーシップ、組織論を学びたい人には間違いなくオススメできる良書。個人的には、室井さんのキャリアを「わざとイバラの道を用意して鍛え上げる」と解釈できることが驚きだった。2014/04/29

だいん

10
踊る…の各シーン、セリフに、色んな文献の組織論を当てはめる。どの章もいまいち何が言いたいのかよく分からなかったな。ただ、この映画にこんなに深いメッセージがあったのかと改めて感心した。2013/08/17

どんまいシリル

4
青島刑事のような「熱い」人が読めば、「組織論」も「リーダーシップ」も解りやすくて、前向きになれるだろう。私的には、理想が眩しく、今の職場に虚しさを感じたりして、ちょっとへこんだ。勉強ではなく、読書だと思って読めば面白かったかもしれない。…なんてな。2014/06/17

あむけ

2
現場と離れたトップの決定が何故過ちを生むのか、組織論から分析。トップと現場をつなぐ中間リ-ダ-の役割等、人気のム-ビ-を題材にわかりやすく解く2013/01/26

ripurou

2
踊る大捜査線好きにはたまらない、踊る~を組織論で紐解く本書。そして、組織論を少しかじったものには、具体例で挙げられてくるので、身近に感じて自分の身に置き換えて考えることができました。2010/07/29

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