内容説明
江戸時代前期の茶の湯の様相を知るうえでの貴重な史料。表千家不審庵に残された千利休の孫、宗旦の手紙。昭和四十六年刊行『不審菴伝来元伯宗旦文書』(茶と美舎)を、新たに編集。元伯宗旦自筆の手紙と覚書に加え、新出史料として宗旦の妻真巌宗見の文書も収録。宗旦の生涯をはじめ、茶の湯、茶室、禅、交流、逸話そして妻の宗見と家族についての論文も掲載。
目次
史料編(元伯宗旦文書;真巌宗見文書)
論考編(宗旦の茶;元伯宗旦の生涯と茶の湯;宗旦の交友;宗旦の茶室;宗旦と道具などのこと;元伯宗旦の禅;宗旦の逸話をめぐって その背景と意義;真巌宗見文書について)
著者等紹介
千宗佐[センソウサ]
昭和13年生。表千家家元。中央大学文学部卒業。昭和42年而妙斎の斎号を授かり、同55年2月に14代宗左を襲名。財団法人不審菴理事長、社団法人表千家同門会名誉会長。同55年9月紺綬褒章、平成6年2月京都府文化賞「功労賞」、同7年11月パシフィックパイオニア賞(日米文化功労賞)、同12年11月紫綬褒章を授与
千宗員[センソウイン]
昭和45年生。表千家家元後嗣。不審菴文庫文庫長。平成5年同志社大学文学部卒業。同8年英国バッキンガム大学修士課程修了。同10年2月猶有斎の斎号を授かり、宗員の名を継いでの若宗匠の格式を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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