内容説明
多変量解析は、調査データの整理・分析にあたって、現在もっとも有効な統計処理の方法であるが、数学を苦手とする人にとっては、何となくなじめない代物でもあった。本書は、とかく数学が苦手だといわれる社会・行動科学系の人たち、医学、看護学、保健・衛生学、教育学などの領域の人たちのために書かれた多変量解析の案内書であり、例題を通して、数式なしで、多変量解析の使いかたを学べるように、やさしく解説している。
目次
1 変数の数が多いとき―多変量解析(多変量解析とは何か;相関係数;モデルの重要性;フローチャート―多変量解析の選びかた)
2 星印の魔力―統計的検定
3 予測と説明―従属変数が量的データのとき(独立変数も量的データのとき;独立変数が質的データのとき)
4 2群の判別―従属変数が2値のとき(独立変数が量的データのとキ;独立変数が質的データのとき)
5 内的構造の分析―従属変数がないとき(量的データのとき;質的データのとき;因子得点、サンプル・スコアの利用;ケースの分類―Qモード)