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内容説明
「思いやり」のまったくなくなった人間社会を、私たちは日常生活のレベルで、どのように想像することができるのだろうか。本書は、そうした人間の行動について、向社会的行動や社会的スキル(技能)とよばれる対人関係の心理学的研究を続けてきた著者が、社会心理学的な観点から、さまざまに工夫された心理学の実験や測定尺度(モノサシ)を用いながら、思いやりの発達心理を視野に押えて、興味ぶかい分析・考察を加えていくものである。
目次
思いやりの心理
思いやりを科学する
思いやりの実験から
思いやりを測る
思いやりの発達心理
向社会的行動の発達
思いやりを育てる親の役割
「わたし」の話
思いやりと競争の文化
学校での社会化
義理人情の学習
発達課題の問題
社会的スキルのこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anchic
3
施設の元SST主任であったにもかかわらず、今更ながらKiss-18の原著を古本屋で見つけたので読んでみました。いろいろと参考になりました。2013/08/29
MasakiZACKY
1
向社会的行動(思いやり)についての様々な研究を紹介した一冊。著者が作成した向社会的行動尺度(大学生版)について知りたく一読。非常にありがたい尺度である。他の内容はまぁ、同じことの繰り返しも多く、淡々と色々な研究を紹介した感じ。あまり深い考察もないが、向社会的行動について研究するなら一応読んどいても。2012/09/12
枕流だった人
0
1995/8/30 4刷