内容説明
本書は、心理学の立場から育児に必要な心の援助と助言を提供したものです。子どもの発達に関する心理学的基礎論、発達心理検査の実施と解釈、子どもと親の関係についての心の援助を中核とする保育カウンセリング、実際に取り扱った症例、児童の福祉社会学を論述しています。
目次
1章 保育カウンセリングとは何か
2章 子どもの発達
3章 子どもの発達を診断する
4章 子どもの心と体のつながり
5章 子どもの認知と行動の問題
6章 子どもの対人関係とその障害
7章 親になれない・なりたがらない大人たち
8章 子どもと共に育ち合う大人たち
著者等紹介
加藤千佐子[カトウチサコ]
作新学院大学女子短期大学部幼児教育科教授。日本女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修士課程修了。主著に『児童発達心理学』(共著、学術図書出版社、1983)。『育ちあう家族』(共著、宣協社、1992)。『地方自治体と生涯学習』(共著、東洋館出版社、1994)
五十嵐一枝[イガラシカズエ]
主著に『カウンセラー社会学』(健康・体力づくり事業団、1991)。「てんかん児の認知機能の特性に関する研究」(1994)。「小児のてんかんにおける高次脳機能障害と神経心理学的検査」(1999)
高橋君江[タカハシキミエ]
共栄学園短期大学社会福祉学科教授。日本女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修士課程修了。主著に『社会福祉方法論』(共著、福村出版、1982)。『発達心理学-赤ちゃん・子ども・わかもの・おとな・としより』(共著、宣協社、1995)。『しっかり学べる発達心理学』(共著、福村出版、1999)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。