内容説明
たったの三行半を読むだけで、あり得ないほどの実力を身に付けることができる!初めての方、基礎を復習したい方に最適。
目次
第1部 いろいろな名前を読んでみよう(女性の名前を読む―江戸時代の「ひらがな」に慣れよう;男性の名前を読む―右衛門・左衛門・兵衛・蔵・郎)
第2部 決まり文句を覚えよう(三くだり半に付けられたタイトル;決まった場所には決まった言葉;離婚の理由あれこれ)
第3部 全文解読に挑戦しよう(いろいろな三くだり半)
著者等紹介
高木侃[タカギタダシ]
1942年生まれ。中央大学法学部卒業、同大学院法学研究科修了。関東短期大学教授を経て、専修大学法学部教授。太田市立縁切寺満徳寺資料館館長。専攻は、日本法制史・家族史。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gorgeanalogue
3
これもさくっと。ちょっと文章がくどいけど、わかりやすいことはわかりやすい。もう少し水準の揃った事例があるとよかった。最後の事例は水準高すぎ。なおかつものすごいくせのある書風で、歯が立たない。2020/01/20
HH2020
3
◎ とてもわかりやすい。右に寄った小さい字はひらがなと思え、漢字は部首に分解して考える、原形を留めない字はまるごと暗記する…。その他、目からうろこの解説が満載だ。本書を読み終えるころには古文書の読解力が向上していること間違いない。いきなりすべての字を読もうとするのではなく、読める字から攻めて推測するのがこつという助言もありがたい。視力の衰えを感じる世代にとって、文字が大きいのもうれしい。三くだり半を題材にしているのも適切でたのしい。おすすめの一冊。2018/02/27
Hitoshi Sasaki
0
「三行半」を素材として崩し字と古文書を解読するための入門書。 入門書ゆえにわかりやすさに徹している様子である。 私の専門分野は近代東北経済史なのだが、徳川政権末期までに形成された自然村構造にも興味がある。 「古文書を読み解く」というスキルは、地味だが近代的集落の構造を明らかにするには必須だと考える・・・。2016/10/18
tsako
0
わかりやすい2016/06/18