池袋シネマ青春譜

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760124961
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0091

内容説明

大学四年。季節は冬から春。卒業まであと一ヶ月。立教大学に通う克己は、それでもあいかわらず映画と芝居と麻雀に明け暮れる日々だ。こんなんで愛する梨恵子と幸せな家庭は築けるのか?一応は悩みつつも深入りしていく克己…。声高に語られてこなかった時代の誰にでもあったかもしれない青春を叙情豊かに描く、ドキュメンタリー・タッチの新感覚小説。あの人、この人続々登場です。

著者等紹介

森達也[モリタツヤ]
1956年生まれ。立教大学卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

晴れの国のにっしぃ

13
ドキュメンタリー映画監督・森達也氏の自伝的ノンフィクション風小説。図書館で書棚を眺めていて目に留まった一冊です。手にとって、プロローグの最初の一文《ムーミン谷に棲みついたスナフキンのように、ひとりで静かに暮してみたい。》に心惹かれて読みました。現在はドキュメンタリー監督として名を馳せている氏ですが、この物語は立教大学卒業前後の映画サークル、演劇サークル、そして研究生として入った劇団などで役者を目指してもがく氏の青春(氏にとっての“ムーミン谷での生活”)が描かれている。 *2010/10/13

らん

3
タイトルに惹かれて…想像と違う内容だったけど、「何もかわっていない」に共感します。 2012/05/06

8bunbun

2
映画や舞台をぴあで探して過ごしてた頃と重なるところもあり懐かしい時代を思い出す2018/10/19

shi-take

2
先輩ですね。大人になったら、小さい頃憧れていた"大人"のなれるもんだと思ってた。でも何も変わんないもんなんだろうなあ。2014/09/23

KATE TAKAHASHI

0
克己が自分の将来についてとにかく優柔不断である点が今の自分に似ていた。池袋という慣れ親しんでいる町が舞台になっており、そこで展開される人間関係の変化などに興味深く読めた。将来の自分に期待し仮託している今の自分がいて、そんなことをしても人は簡単には変わらないということを突きつけられたのは印象的である。2017/01/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22728
  • ご注意事項