生きる力

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760119318
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

自らの波瀾万丈の半生を記した『突破者』を書いて「死んでやろうと思った」宮崎学と「僕の小説の一番底辺にあるものは生きるということ」と話す梁石日。「書くこと」が生きるうえで必然であった二人にとって、過去を語ることは決して回顧談には終わらない。時代の流れが変わりゆくなかで、二人が今まで生きぬいてきた現実が、書くという行為によって新たな意味を持ち始める。破天荒ともいえる生のありようを振り返り、自らの育った場所、両親、組織、思想、政治、戦い、金、理想、文学を、熱くエネルギッシュに語り合う。混迷する時代に、笑いと希望を取り戻し生きる力を与えるファン必見の対談集。両者の最新の仕事等にも触れる。

▼ 宮崎 学(みやざき・まなぶ)=1945年、京都府生まれ。早稲田大学法学部中退。その後週刊誌記者、家業の解体屋業等を経る。著書は『突破者(上)(下)』、共著に『グリコ・森永事件』など。目下「電脳突破党」総裁として、自ら主催するホームページ上で幅広い活動を展開中。
▼ 梁 石日(ヤン・ソギル)=1936年大阪市生まれ。作家。著書は映画「月はどっちに出ている」の原作『タクシー狂躁曲』など多数。『夜を賭けて』は直木賞候補に、父をモデルにした『血と骨』で第11回山本周五郎賞受賞。現在『アサヒグラフ』他で連載中。
▼ 上野昂志(うえの・こうし)=1941年東京生まれ。東京都立大学人文科学研究科博士課程修了。漫画誌『ガロ』でのコラム連載を機に文筆業へ。以後、広範な批評活動を展開。著書は『鈴木清順全映画』『写真家 東松照明』など。宮崎学氏とは『週刊現代』の取材記者として一緒に働いた。

1 今なお戦い続ける理由…宮崎学
2 かつて確かにあった居場所…宮崎×梁
3 あのとき、なぜ戦ったのか…宮崎×梁
4 時代を追い越して金に踊る…宮崎×梁
5 再生への道…宮崎×梁
6 書いて、書いて、書きまくる…梁石日

内容説明

動いたカネは700億!?型破りの作家が語る今を生きぬく力とは。

目次

1 なお闘い続ける
2 かつて確かにあった居場所
3 あのとき信じたこと
4 時代を追い越して金に踊る
5 再生への道
6 書いて、書いて、書きまくる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たんたん麺

8
この二人の対談ですからおもしろくないわけがない! 梁「僕らが借金するときは、電話で事前にじつはこうこうこうでちょっと金がいるんだけど、といったら絶対駄目なんだ。いきなり行って『金、貸してくれ』と直接やらんと駄目なんだよね」 宮崎「相手の存在が目の前にあることの説得力ですね」 梁「電話だと断りやすいから断っちゃうものね。こっちはそうはさせじと直接行く(笑)」2014/11/27

チンズ

0
正義は別の側面からみると正義じゃなかったり、真面目は真面目じゃなかったり。自分にとって知らない世界を覗き込むような感じがしてものすごく興味をそそられた。2016/04/03

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