もろびとこぞりて―思いの場を歩く

もろびとこぞりて―思いの場を歩く

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760118892
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「本当の自分」「自分の居場所」探しに迷走する私たち。その過程で生じる、家族や他者との共鳴、あるいは断層・ズレから浮かび上がってくる新しい日本人像とは。レンタルお姉さんからオウム、ドクターキリコ事件、沖縄移住ブームなどの事件や社会現象を、イデオロギーや世代論によってではなく、抜群の取材力としなやかな感性で捉えなおす。

▼ 与那原恵(よなはら・けい)=1958年生まれ、フリーライター。「諸君!」96年8月号「被災地神戸『レイプ多発』伝説の作られ方」で雑誌ジャーナリズム賞を受賞し、さらに同作所収の単行本『物語の海、揺れる島』が各紙誌で絶賛され、脚光を浴びる。近作に『街を泳ぐ、海を歩く』など。

ドクターキリコ事件――自殺志願者たちの物語/レンタルお姉さん――平成引きこもり事情/金属バット殺人事件/もっとも不毛な戦場――オウムvs地域住民/政治家になりたい若者たち/果ての島の殺人――女たちの居場所/楽園の憂鬱――沖縄に押しかける人びと/戦争論――記憶の場所/不妊治療の現在/女装という生きかた

内容説明

変わりゆく日本人像を既成の言葉から解き放ち、「個人」の視点で描く迫真のノンフィクション。

目次

第1章 レンタルお姉さん―家族のなかの他人
第2章 自殺志願者という物語―ドクター・キリコ事件
第3章 コウノトリの憂鬱―不妊治療最前線
第4章 届かなかった叫び―金属バットによる息子殺し
第5章 果ての島の殺人―生きる場所
第6章 黄金の花―沖縄とヤマトの十年
第7章 戦争論―記憶の場所
第8章 政治家になりたい―戦後民主主義の子どもたち
第9章 約束の地―オウム対地域住民

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AppleSugar

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TBD2007/03/18

tecchan

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ノンフィクションライターである著者が20年前に各雑誌等に掲載した9本のルポ。当時、世の中を騒がした事件、世相、そして、沖縄問題、戦争、政治など。そこで問われている事柄は、20年経った現在でも全く変わっていないこと、むしろ、悪い方に向かいつつあることに驚かされる。我が国、そして、国民は、進化していないのか。2019/06/09

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