大鏡の史的空間

大鏡の史的空間

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  • サイズ A5判/ページ数 386p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784759915150
  • NDC分類 913.423
  • Cコード C3093

出版社内容情報

『大鏡』所収の著名な説話・逸話・主要な歴史記述について、当代の関係資料の徹底した調査・分析により史的空間を形成し、作者の構想・主題・歴史意識を解明する。

目次

第1章 帝紀・大臣列伝の問題(大鏡における朱雀院の処遇;大鏡における花山院紀の位相;基経伝の問題―光孝帝関係逸話をめぐって;師尹伝―敦明廃太子と院号賜与をめぐって;師輔伝―安子関係逸話について;兼通伝の問題;為光伝の問題)
第2章 大鏡の人物像(大鏡における醍醐天皇像;師輔伝―選子像をめぐって;道兼伝における兼綱・兼隆の位相;道隆伝―隆家と公信の確執;道隆伝における隆家の位相)
第3章 説話・逸話の構図(実頼伝―藤原佐理説話について;頼忠伝の構成―公任三船譚の位置をめぐって;師尹伝―芳子関係逸話をめぐって;伊尹伝―朝成怨霊譚の成立;道長伝における顕信出家談の位置;道長伝―道長剛気逸話の意義;道長伝―競射の話の解釈)

著者等紹介

勝倉壽一[カツクラトシカズ]
昭和19年1月生まれ。福島県いわき市出身。東北大学文学部卒業・同大学院文学研究科修士課程修了。東北大学文学部助手、山形女子短期大学助教授、愛媛大学教養部助教授、福島大学教育学部助教授、同教授を経て、福島大学人文社会学群、文学・芸術学系、人間発達文化学類教授。博士(文学)(平成5年、東北大学)。日本近世文学(秋成、近松)、近代文学(鴎外、芥川、歴史小説)、平安文学(大鏡)専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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