内容説明
ヒトを含め、いま存在する動植物は、必然的に生まれたのか、それともたまたま運良く進化しただけなのか?地球の生命史における最大のミステリーを実験で解決しようと奮闘する研究者たちによって、グッピーやショウジョウバエ、細菌、シカネズミ、そして著者自身のアノールトカゲの実験を通して、生命テープのリプレイがおこなわれた。はたして、進化生物学における最新のブレイクスルーで、科学界屈指の大論争は解決できるのか。
目次
グッド・ダイナソー
第1部 自然界のドッペルゲンガー(進化のデジャヴ;繰り返される適応放散;進化の特異点)
第2部 野生下での実験(進化は意外と速く起こる;色とりどりのトリニダード;島に取り残されたトカゲ;堆肥から先端科学へ;プールと砂場で進化を追う)
第3部 顕微鏡下の進化(生命テープをリプレイする;フラスコの中のブレイクスルー;ちょっとした変更と酔っぱらったショウジョウバエ;ヒトという環境、ヒトがつくる環境)
運命と偶然:ヒトの誕生は不可避だったのか?
著者等紹介
ロソス,ジョナサン・B.[ロソス,ジョナサンB.] [Losos,Jonathan B.]
生物学者。ハーバード大学教授、ハーバード比較動物学博物館両生爬虫類学部門主任を経て、現在セントルイス・ワシントン大学教授。『ネイチャー』『サイエンス』などトップジャーナルに多数論文を掲載。自身の研究についての『ニューヨーク・タイムズ』での連載も人気を博す。編著『The Princeton Guide to Evolution』で編集主幹を務め、ナショナル・ジオグラフィック協会研究探検委員会にも名を連ねる
的場知之[マトバトモユキ]
翻訳家。1985年大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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