生命の歴史は繰り返すのか?―進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電書あり

生命の歴史は繰り返すのか?―進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 02時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759820072
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C1045

内容説明

ヒトを含め、いま存在する動植物は、必然的に生まれたのか、それともたまたま運良く進化しただけなのか?地球の生命史における最大のミステリーを実験で解決しようと奮闘する研究者たちによって、グッピーやショウジョウバエ、細菌、シカネズミ、そして著者自身のアノールトカゲの実験を通して、生命テープのリプレイがおこなわれた。はたして、進化生物学における最新のブレイクスルーで、科学界屈指の大論争は解決できるのか。

目次

グッド・ダイナソー
第1部 自然界のドッペルゲンガー(進化のデジャヴ;繰り返される適応放散;進化の特異点)
第2部 野生下での実験(進化は意外と速く起こる;色とりどりのトリニダード;島に取り残されたトカゲ;堆肥から先端科学へ;プールと砂場で進化を追う)
第3部 顕微鏡下の進化(生命テープをリプレイする;フラスコの中のブレイクスルー;ちょっとした変更と酔っぱらったショウジョウバエ;ヒトという環境、ヒトがつくる環境)
運命と偶然:ヒトの誕生は不可避だったのか?

著者等紹介

ロソス,ジョナサン・B.[ロソス,ジョナサンB.] [Losos,Jonathan B.]
生物学者。ハーバード大学教授、ハーバード比較動物学博物館両生爬虫類学部門主任を経て、現在セントルイス・ワシントン大学教授。『ネイチャー』『サイエンス』などトップジャーナルに多数論文を掲載。自身の研究についての『ニューヨーク・タイムズ』での連載も人気を博す。編著『The Princeton Guide to Evolution』で編集主幹を務め、ナショナル・ジオグラフィック協会研究探検委員会にも名を連ねる

的場知之[マトバトモユキ]
翻訳家。1985年大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

97
「進化は偶然か必然か」。もし6600万年前、白亜紀の空を横切る小惑星がメキシコ湾に衝突せず、近くをかすめて飛び去っていたら…。その後の進化の歴史は如何なっていたのか?進化のテープを巻き戻してみたらどうなるのか、多彩なフィールドでの観察や実験から推し量る。進化の道筋は偶発的で予測不可能、即ち非反復か?一方、共通の淘汰圧に対する適応として似たような特徴を進化させる収斂進化は予測可能性を示している。どちらが本質か?圧巻は30年(6万世代)にわたる大腸菌飼育。一株の大腸菌がクエン酸塩消化能力を獲得するのを発見。2020/05/27

アキ

69
進化生物学における収斂進化とは、水中を高速で移動するためには例えばサメ、魚竜、イルカのように流線型で紡錘型の形になるであろうという考え方。異なる進化の道のりから収斂がおこることも数多くある。研究者らは野生個体群にある条件下で統計学的検討を加え進化実験を行っている。まるで推理小説のように仮説を立て検証するという繰り返し。時に人体も研究の対象となる。微生物にとって人体は豊富な作物のようなもの。微生物も化学物質へ耐性を獲得する進化を繰り返している。確かなことは、ヒトという種は収斂の産物ではないということ。2019/09/13

HMax

34
私の進化の歴史はスティーブン・グールドのワンダフルライフで止まっていました。トロオドンが進化した際の姿、1980年代に描かれたまるで宇宙人のようなディノサウロイド、現代の仮説ではDinosaur Trainの Mr.Conductorに似た姿に。あちこちに収斂進化の結果があふれている、大人が牛乳を飲んでもお腹を下さないようになったのは、ある民族の遺伝子が世界に広がったのではなく、あちこちで別々に進化したから。なんと今では細菌の収斂進化を予測し治療薬開発に利用できる段階まできた。2020/08/08

那由田 忠

27
世の中には、何の役に立つのか不明な研究に膨大な時間と資金をつぎ込む研究者がいるのだ、というハーバード大学などを中心とするアメリカの学問研究に投じられた、物量作戦に唖然とさせられる本。似たゲノムを持っていると環境の違いに応じて似たような収斂進化をする。これは繰り返し可能な進化。他方で、異なる種では収斂進化と言ってもかなり異なる。また、全く別になることもあり、進化には、偶然と必然の不思議な絡み合いがある。ある意味、様々な国の歴史と同じことがある。QRコードで関連サイトや論文まで読めてしまうのがスゴイ。2020/03/17

Fondsaule

27
★★★★☆ 以前に読んだ、マット ウィルキンソンの「脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか」と同じ、収斂進化の話だ。 例えば、サメとイルカは魚類と哺乳類の違いはあれ、同じ様な形をしている。鳥類でも爬虫類でも哺乳類でも形は似たものに収斂進化して行く。でも、この本のすごいところは、それを実験で証明しようとするところだ。2019/10/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13761826
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。