内容説明
地球46億年の歴史の中で、多様な生物が生まれ、生物は多様性を維持しながら生存している。他種とかかわり、生き残りをかけ、生物たちは静かな戦いを繰り広げてきた。外部環境を知る能力を高め、種独自の情報処理系=環世界を洗練させたのだ。環世界とはなにか、その理解はなにをもたらすのか。生き物たちの不思議に魅せられ、世界を巡りながら考えた。生き物ってなんだ!?多様な生物を本当に理解するための旅。
目次
第1章 多様な生き物たち
第2章 生き物はいかに多様化したのか
第3章 生物がもつ時計―多様な生物の共通性
第4章 多細胞生物の設計原理
第5章 生き物たちの存在様式
第6章 生き物たちの情報戦略
第7章 驚異のナビゲーション能力
第8章 生物がつくりあげる世界―環世界
第9章 環境への適応戦略
第10章 環世界と文化的行動
著者等紹介
針山孝彦[ハリヤマタカヒコ]
1952年東京都生まれ。横浜市立大学卒業後、岡山大学臨海実験所で修士を取得、東北大学応用情報学研究所助手を経て、浜松医科大学医学部総合人間科学講座生物学教授。理学博士(九州大学)。専門は動物生理・行動学。タマムシやアオハダトンボ、フナムシ、ベニツチカメムシ、ホタル、ザリガニ、メダカなど多様な生き物を研究対象としている。視覚生理学を中心とした光生物学を発展させ、生物の情報処理の解析を背景とした環世界の理解をめざしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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