出版社内容情報
《内容》 環境ホルモンやダイオキシンなど世間で悪ものイメージの強い化学物質は,本当に怖いものなのか? 危険であるという情報が誇大に流されたために,不安感のみが世間に広がってしまったのかもしれない.本書は人びとが抱く化学物質の疑問に,Q&A方式でわかりやすく答え,化学物質の正しい見方とつきあい方を提示する.
《目次》
1章 化学物質って本当に怖いものなの?
-危険説はこうして生まれた
2章 化学物質についての一つの誤解をとく
-天然の化学物質は本当に安全?
3章 ゼロリスクというつくられた神話
-マスメディアの呪縛を超えて
4章 化学物質が毒にならないとき
-毒性と危険性は同じではない
5章 人間にとって危険な化学物質とは何か
-安全と危険を分けるめやす
6章 自然は化学物質を分解する力をもっている
-間違ったデータを見抜く目
7章 問題の化学物質を検証する
-内分泌撹乱物質,ダイオキシンは本当に危ないの?
8章 化学物質との共存をめざして
-次世代を生きる知恵
付録 各種の環境基準について,化学物質審査規制法の概要
内容説明
環境毒性学の第一人者が疑問に答える。化学物質は、量と使い方を間違わなければ、それほど恐いものではない。
目次
1章 導入インタビュー・化学物質って本当に怖いものなの?―危険説はこうして生まれた
2章 化学物質についての一つの誤解をとく―天然の化学物質は本当に安全?
3章 ゼロリスクというつくられた神話―マスメディアの呪縛を超えて
4章 化学物質が毒にならないとき―毒性と危険性は同じではない
5章 人間にとって危険な化学物質とは何か―安全と危険を分けるめやす
6章 自然は化学物質を分解する力をもっている―間違ったデータを見抜く目
7章 問題の化学物質を検証する―内分泌攪乱物質、ダイオキシンは本当に危ないの?
8章 化学物質との共存をめざして―次世代を生きる知恵
著者等紹介
宮本純之[ミヤモトジュンシ]
1931年8月29日兵庫県生まれ。1957年京都大学大学院理学研究科博士課程中退、住友化学工業(株)入社。同社宝塚総合研究所所長、常務理事、顧問を経て、1999年(財)化学物質評価研究機講顧問。2003年4月死去。理学博士。専門は、生化学、毒性学および環境科学、リスク解析学。これまでに米国化学会バーディック・アンド・ジャクソン国際農薬化学業績賞(1986年)、日本農薬学会功労賞(1990年)、科学技術庁長官賞(1995年)、紫綬褒章(2002年)などを受賞
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