出版社内容情報
《内容》 好評を得た旧版の特色,コンパクトで,最小限知っておくべき基本的知識や技法が要領よく述べられているという特長は,今回もそのままに生かされている.しかしその中身は,最近の生物科学の進歩に合わせて,新しい手法や機器を取り入れたup-to-dateな内容に大改訂し,まったく一新されている.本書は単なる実験マニュアルでなく,生物化学にかかわる実験の基礎を解説することによって,応用実験が可能となるように配慮されている.今回は,バイオハザ-ド防止法については,適宜,各巻の適切な箇所に挿入されている.ハンディーで,実験のコツなども具体的に示されたわかりやすい実験解説書.
内容説明
生物化学実験を行う目的の一つは、生物の種々の機能の物質的側面を明らかにすることである。生物からタンパク質や核酸などを分離して、その生体での機能を解明するには最終的にin vivoで実際にどのような役割を果たしているのかを明らかにする必要がある。本書は、タンパク質などの機能を動物の種々の時間的、空間的諸環境をも考慮して、組織や個体レベルで明らかにするための入門書として書かれている。
目次
1章 動物実験を行うときに知っておくべきこと
2章 基本となる動物実験手技
3章 臓器灌流の行い方
4章 組織切片を使って行う実験
5章 遺伝子導入動物の作製とその応用
6章 全動物を使った生体物質の機能解析
7章 疾患モデル動物とその作製