家で死ぬということ

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759312867
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0095

内容説明

あなたはどこで、どのように死にたいですか?『病院で死ぬということ』から22年!今、在宅ホスピス医の現場に身を投じた著者が問いかける、生きるということ、病むということ、死ぬということ。

目次

第1部 ホスピス医を生きた(僕たちの希望、新ホスピス、静かに進水;あの世からサインを送ります;死の床での日常を支える好きなこと;ホスピスに行きたい、でも真実は知りたくない;最後の日まで、自分の存在の意味を問い続けるために ほか)
第2部 在宅医を生きる(在宅の患者を診る医者として生きる;ホスピスケアが本当に必要な時期;ホスピスケアは全ての終末期の患者に必要;自立と尊厳を守るためには;ホスピスケアと在宅ケアの融合を目指して ほか)

著者等紹介

山崎章郎[ヤマザキフミオ]
1947年福島県生まれ。1975年千葉大学卒業、同大学病院第一外科、1984年より千葉県八日市場市(現匝瑳市)市民病院消化器科医長、1991年より聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長を経て、2005年より在宅診療専門診療所ケアタウン小平クリニック院長。他に、聖ヨハネホスピスケア研究所所長、日本ホスピス緩和ケア協会理事、日本死の臨床研究会事務局長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちゃんみー

52
十数年前に、続編も含めて『病院で死ぬということ』と『ここが僕たちのホスピス』を読みました。山崎章郎先生がホスピスケアを目指していった想いがそこには綴られていました。2012年に刊行されたこの本を知ったのは最近です。その後の先生の様子を知りたく手にとりました。ホスピスの理念から一歩進んで地域ケアに取り組んでおられました。この手の本を読むと思うのですが、いつその日がくるかわからない。だから嫁さんとは保険証券や銀行通帳などの話をしておかないと、と思うのですがね。できていません(^◇^;)2014/09/28

ねこまんま

31
ずいぶん前に「病院で死ぬこと」を読みました。当時からホスピスに関心を持っていましたが、幸い、具体的に検討するような事態になることがなかったので、現在の状況はどうなんでしょう。増えているのかな。ペインクリニック、なんて昔はなかったし(いや、一般的に浸透してなかっただけであったのかもしれないけど)がんの告知は本人にはしないことの方が多かった。個人的に、在宅ケアはありえないけど、余命がわかったら私もホスピスに行きたい。終末期医療について、考えさせられる本。 2016/03/08

ともち

7
図書館で山崎先生のお名前を発見し手に取った。以前実母がお世話になり、在宅で看取ることができた。その頃のことを懐かしいと感じることができるのは、先生方のおかげ。その最中に文庫2冊読んだ。今でもご活躍のことでしょうし、さらに今、必要なケアだ。「在宅で看取る覚悟」をその頃どれだけ持っていたのかと思い起こしてもわからないが、先生方の強力なバックアップで過ごすことができたのだと改めて感じた。2016/11/04

えがお

6
高校生だった頃看護学校受験するなら読みなさいと「病院で死ぬということ」を読んで、カンゴフになったらホスピスで働きたいなんて思ったりした記憶ある山崎先生、外科、ホスピス病棟勤務医を経て、家で最期を迎える事支援する在宅ホスピス医になられていた❤今は自分も看護師なったが、豊富な経験裏打ちされた文章力はさすが。そして、これから団塊世代が高齢なる2025年問題も間近、「病院で死ねない時代」到来する今となっては、時代のニーズも喫緊。先生の医療に、時代は舵切らざるを得ない状態。病棟看護師も興味深く読んだ。2014/03/17

壱萬弐仟縁

5
撤退の農村計画では、必ず、限界集落の朽ち果てた家屋などを提示して、移住を迫る感じがする。しかし、自宅で亡くなるというのすらもはや、超高齢社会では贅沢になったのか。緩和ケアというのはホスピスらしい(133ページ~)。これは自立(律)を支え、人間の尊厳を守るケア(134ページ)。在宅介護、在宅医療というのがますます重要になるだろう。評者は植物人間でも生き延びたいとは思えない。これから孤独死や無縁社会、中年無業問題が絡まって相当社会問題が深刻化すると推察できる。こうした社会問題は別個でなく関連付けて対応したい。2013/01/15

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