内容説明
一日一回、こどもが汗を出す時間をつくろう。きたなくても目くじらを立てない。家庭で聴き方の訓練をしよう。強くてやさしい子が育つヒントが満載。
目次
1章 こどもを「大事」にしすぎていませんか?(叱るべきときに、きちんと叱ろう;悪いことをしたら、罰を与えよう ほか)
2章 ちょっとした「危険」は経験させよう(ある程度、危険なことは経験させよう;階段の上り下りを一緒にしよう ほか)
3章 賢い子が育つことばの習慣(笑い話をきかせてユーモアのセンスを育てよう;おだやかに、気どらず、普通のことばで話そう ほか)
4章 親の習慣でたくましい子が育つ(親の願望でこどもの生活を忙しくしない;こどもと適正な距離をとろう ほか)
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
英文学者、評論家、文学博士。1923年、愛知県生まれ。東京文理科大学英文科卒業後、51年、雑誌『英語青年』編集長。56年、東京教育大学助教授、68年、お茶の水女子大学教授(うち5年間、お茶の水女子大学附属幼稚園長を兼ねる)、89年、昭和女子大学教授。現在はお茶の水女子大学名誉教授。文学博士。専門の英文学をはじめ、言語論、修辞学、教育論などの広範な学術研究と評論活動をつづけるとともに、幼児・こどもに対することばによる情操教育・知育の大切さを提言してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マエダ
33
聞く力を育てるところは読んでよかつた。「何がわかった」のか聞き直して答えてもらう。これは取り入れようと思う。2022/01/29
黒縁メガネ
2
『よく学び、よく遊べ』。目先のことばかりを考えて、過剰に愛することよりも、子どもの自立を考えて、たくさんの事を経験させて、温かく見守る大切さを忘れないようにしたい。2016/09/02
turtle
1
ロスチャイルド銀行頭取とタイムズ社社長の会話が面白かったです。 あれだけのエスタブリッシュメントでもイギリスではタフに育てられているのですね。2011/10/24
Masakimi Kudaka
0
「物がありすぎない生活、体を動かす習慣・・・ハングリー精神がたくましい子を育てます!」 3人の父親としてとても痛いお言葉でした。 ・子どもの衝動買いに荷担しない(コツ:冷却期間etc.)、・けんかが出来ずに育った子は危険(悪友も毛嫌いしない)、・こどもが汗を出す時間をつくろう、・イタズラはルールを教えるチャンス、頭のよい子は耳がいい(家庭で聴き方の訓練をしよう)、転校を前向きにとらえよう(変化への手適応性)、親子間の距離は年齢に比例する、・野菜と魚中止の食事にする・・・ 強くてやさしい子が育つやり方2012/10/21
septiembre
0
大事にしすぎる育て方がこどもを弱くする。確かに今は失敗をしないようにと気を配る傾向があるが失敗してもいいから自分で考えさせること。見守る事が大事なのかな。親は子育てで周りと比べて優劣をつけて一喜一憂するより自分と子供のオリジナルな子育てと割り切って考えた方が良いようだ。2012/01/15