日本復興(ジャパン・ルネッサンス)の鍵 受け身力

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759311792
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

すべてを受け止める力で日本は必ず再生できる。「日本の底力」「美しい精神力」を解き明かす新・日本文化論。

目次

第1章 受け身の精神文化―感受する力(なぜ、受け身の精神文化が形づくられたのか;大和魂と大和魂を働かせるもの;日本文化のオリジナリティはどこにあるか)
第2章 日本文化の繊細な感動―自然の声に耳を澄ます資質(物作りの伝統のベースを探る;異文化ショックの楽しみ方;日本文化ショック、異文化ショック)
第3章 もてなしの文化―客人を迎え入れる心(日本式「もてなし」の源流を探る;プレ資本主義と贈与の習慣;贈与の魂の働き)
第4章 日本文化の幸運な独自性―和合的創造の受容器(風土・風景・景観と日本の精神文化;福沢諭吉と岡倉天心に見る「アジアと日本」;ジャパン・クールの遊里文化と“いき”)
第5章 日本精神に内在する価値―精神性の伝統(日本は母なる国;国旗・国歌はなぜ必要なのか;武士道の自由)

著者等紹介

呉善花[オソンファ]
1956年、韓国・済州島生まれ。韓国で女子軍隊経験を持つ。83年に来日、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)修了。評論家。現在、拓殖大学国際学部教授。著書に『攘夷の韓国 開国の日本』(文春文庫、第五回山本七平賞受賞)など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

28
日本文化は、外部の文物を排除せず、受け身なのだが、主体性はある(4頁)。大和魂で、『源氏物語』が初出。小林秀雄によると、生活の知恵(41頁)。子育てには大和心=母が子を思う情愛(42頁)。異文化理解とは、大きな驚き、強烈な実感で理解が開かれる(80頁)。モース、バード、シドモアで裏付けられる、日本人への深い敬意と賞賛の心持ち(80-81頁)。現代日本人は、このようなことを知ると、こそばゆいはずだ。というのも、あおり運転をする輩もおるし。器体が歪み、釉がはげ、小穴が空き、汚れが浸み込み、不完全なひなびたさま2019/05/26

野暮天

1
日本の文化は柔軟に他文化を受け入れ独自に発展させてきた。適応力があるんですね。2014/10/29

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