感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
50
昔あった部落差別を中心とした差別の問題を色々な視点で書かれていて印象的だった。2010/02/14
ころりんぱ
43
ずいぶん古い本だけど読んでよかったです。部落問題と差別用語などの表現の自主規制について、かなり突っ込んだ内容でした。確か小学校の頃、同和教育なるもので映画「橋のない川」をみんなで見せられ、差別しちゃいけないって感想を持たされた記憶がありますが、それが部落差別に対してされたものだと理解したのは大学生になってからでした。なんかある、触れちゃいけないものがある、という事を曖昧に知らせる事にしかなっていなかったです。この本で小林氏が言う、差別はどうして起こるのか、差別は感情、なるほど!と納得しました。2015/10/28
銀丸083
3
部落問題・差別問題がメインだが、読んでて何かしんどい。2016/02/29
諏訪真
3
著者の拭いがたいコンプレックスの告白と、未だに消えない差別の実態、そしてそれらへの表現の自主規制と言う名の検閲から始まった長い思想闘争史の始まり。
きら
3
ゴーマニズム宣言の中から、差別問題に関する章の抜粋+描きおろしで構成された本。十数年ぶりに再読した。数百年前に決められ、形式はとっくに消滅してる身分制度がいまだに引きずられているなんて、ほんとバカバカしいことだよなあ。幸いにも、というべきかこれまでの人生の中で身近な事象として遭遇することはなかったけれど、同和問題に対する意識ぐらいは常に携えておきたい。それにしても小林よしのり、極論暴論も多くて、素直に賛同出来ない部分もあるけれど、何にでも臆せず突っ込んでいくバイタリティに関しては本当に尊敬するしかない。2010/12/23