ハルキ文庫<br> 金曜日の本屋さん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 291p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758440295
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

420
北関東の小さな駅ナカ書店“読みたい本が見つかる本屋”という『金曜堂』の話!さしずめ飲みたい酒がここにあるという『BARレモンハート』の本バージョンかな(^^)地下に大きな書庫があるというところは『BAR追分』の地下の銭湯を思い出します(^^)実在する作家さん、作品が登場しますので、ついつい読みたい本に思わず登録したくなりますね(^^;)自分が読んだ本が登場した時は、思わずお!となり再読したくなります(^^;)物語もほっこり仕立てで、続編してほしいです(^-^)BGMには谷村有美がいいかな(^^;)2017/01/15

三代目 びあだいまおう

335
『今、一番必要で読みたい本が見つかる本屋さん』マンモス高が近くになかったらとっくに閉鎖されてるような辺鄙な駅にある本屋さん、金曜堂。そこで起こる人間模様を連続短編に仕立てた読みやすい作品!私達は読書から何かを得たいのだろうか。何かを求め探しながら本を読んでいるのだろうか。違う気がする。人の数だけ人生があり、琴線も人の数だけ異なる。だから、自分がたまたま共感した一冊のたった一行が心に火を灯す快感が残る。昨今書店経営は厳しいと聞く。応援に変え引用。『本は売れるんじゃなくて、売っていくんです、書店員が』‼️🙇2019/12/16

ポップノア@背番号16

303
メインの登場人物4人のキャラが立っていて、関係性も会話のやり取りもタイプの作品でした。和久さんが年齢不詳な感じでいい味出してます。南店長の可愛さは言わずもがな。悪い人は出てこないし、明るくてほのぼのしてるけど、それぞれ悩みを抱えていて、次作以降徐々に明かされて行きます。物語の中では実在する本を取り上げているので、読書の視野が広がること請け合い。この本を読んでから本は書店で必ず買うようになりました。近所の本屋さんはオアシスですからね。無くなったら生きて行けません。2017/09/15

おしゃべりメガネ

237
思ってた通り?の内容で、それはそれで満足でした。やはり、こう考えるとやっぱり『ビブリア古書堂』の貢献度は、改めてスゴいコトなんだなぁと思い知らされます。今作は『ビブリア』と『タレーラン』を足して2で割ったような作風で、あと大崎梢さんのシリーズのテイストもあるかなと。読みやすさは申し分なく、主人公サブの女店員さんのキャラは賛否両論分かれると思われますが、物語としてはストレスにはならなかったかなと。本作を通じ、また知らない作家さんや読みたい作品ができました。そういう読書の幅が広がるのはとても嬉しいですよね。2017/03/12

文庫フリーク@灯れ松明の火

195
北関東の小さな駅の中にある金曜堂書店は「自分に今必要な本が見つかる本屋」としてネットの噂に。装幀も語り口もライトノベルなのに、お題となっている作品を読んでから再読すると思わぬ深みにハマる。中でも婚約までしながら自身の弱さから別れを選択したカップルの、レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』がお題の「マーロウにはまだ早すぎる」ミヒャエル・エンデ『モモ』がお題の「僕のモモ、君のモモ」が金曜堂スタッフの大切な読書会仲間であるジンくんの謎を深めて秀逸。封印してきた過去を告白し、真剣に土下座までして再び交際を願う→続2018/11/16

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