内容説明
私立栂山高校に入学した川瀬真一は、マンモス校ではまったく目立つことのない、平凡な男子。唯一同中学出身の村上遙香に、恋心のようなものを抱いている。強引な彼女に誘われ、ドキドキしながら、活動内容がさっぱりわからない「サバイ部」の部室を訪れた。そこに部長として登場したのは、七年前に真一の前から姿を消した当時の親友、高坂アキラだった―。ばかばかしくて切ない青春の日々を軽やかな筆致で綴る学園小説シリーズ、ここに開幕!
著者等紹介
中村航[ナカムラコウ]
1969年岐阜県生まれ。芝浦工業大学卒業。2002年「リレキショ」で文藝賞を受賞しデビュー。04年『ぐるぐるまわるすべり台』で第26回野間文芸新人賞を受賞。05年に上梓した『100回泣くこと』がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむー
52
こりゃタイトル詐欺だ、恋愛要素ないね(笑)。いい意味での詐欺かどうかはこの一冊ではちょっと判断しかねるけれど、一般的に「これが中村航だ」と思われている系統とはちょっと異質なラノベ的冒険物語となっていくであろう。「あろう」と表現したのは、ほぼ一冊学園&友情モノの展開で、ラストギリギリでファンタジー的冒険モノに変化しているからなのだけれど、シリーズ全体を把握しないと冗長な序章なのか必要な掘り下げなのか判断は難しい。イラストもなんか安っぽいし、これ一冊のみでは結構微妙な作品と言ってしまおう。『もうすこしです』2014/03/25
ソラ
50
中村航さんはあんまり読んだことは無かったけれどもこんな作風だったかな???ものすごくライトノベルっぽいというか。2014/03/08
まりも
46
恋愛小説かと思ってたらまさかのファンタジー冒険小説ですか。他の方が書かれている通りどことなくラノベっぽい雰囲気のある作品。キャラはそれぞれ魅力的で読みやすいんだけど続編ありきで作られているのか中途半端な所で終わっているのでなんかすっきりしないし、いまいち話もよく分からなかった。とりあえずハムスターの清正が可愛い事だけはわかりましたが。次巻買うかはちょっとわからん。2015/01/19
まろんぱぱ♪
37
うーん(-_-;)琴線に触れないというか、私に魅力を感じる力がないのか、年をとったからなのか、目が上滑りしてるのが分かりました。一巻でやっとプロローグ?けど次に行きたいとか感じない。共感できないんだな、アキラと真一の二人に(-ロ-;)中二病な方が救われますね^ロ^;まっ一旦、終了2015/08/06
魔王
35
久しぶりの中村航の作品。らしさが出ていてよかったし読みやすい。続編なのでどうなっていくのか楽しみです。2016/04/09