ハルキ文庫
ぐうたら人生入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 209p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758436199
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「人生ケチに徹すべし」「正義漢づらをするな」など、辛辣ながらユーモアあふれる人生指南の言葉の数々―これらの箴言を発するのは、芥川賞作家にして、『海と毒薬』『沈黙』など多くの話題作・名作を発表し、昭和を代表する小説家の一人である遠藤周作。海外でも評価の高い重厚なテーマの作品を発表する一方で、自ら「狐狸庵山人」を名乗り、軽妙洒脱な文章が好評を博した氏の大人気エッセイ、待望の復刊。

目次

人生ケチに徹すべし―後悔しながら浪費する人たち
語るに足る“気の弱い奴”―よく、その心情、理解できる人たち
亭主族の哀しみ―この小心で孤独な除け者の存在
“嫌がらせ”のすすめ―この高度な批評精神
正義漢づらをするな―自分だけが正しいとして他を裁く独善主義
自己催眠で社長になった男―空想力も使いよう
女のウソと男のウソ―女は全身全霊でウソをつく
人生の寂寞を感じるとき―駄犬と人間が似ている話
鼻持ちならぬ洋行自慢―駆け足旅行でまわったくせに
人間の運命を変えるもの―ばかにできない生理現象〔ほか〕

著者等紹介

遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923~96年。東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。学生時代から『三田文学』にエッセイや評論を発表。55年「白い人」で芥川賞、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞など、受賞多数。「ぐうたら」シリーズなどのユーモアあふれるエッセイも好評を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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