内容説明
日本制覇を企む、政財界の首領・沼田栄完は、計画の邪魔となる総合武道「不動流」の抹殺指令をだした。様々な武道のスペシャリストを追い払った宗家の長尾久遠たちを、再び武装した集団が襲う。杖、手裏剣、徒手で、沼田の野望を打ち砕くべく迎撃する、久遠たちの運命ははたして…。最強の武道伝説を描く新装版「秘拳水滸伝」シリーズ、遂に完結。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社を経て執筆に専念。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hide
5
シリーズ、これで完読。今野さんは空手をやっているだけあって、格闘の描写は最高。仏様の名前が出て来て違和感あったけど、それはそれで良かったかも。『不動流』習ってみたいな、四代目宗家のもとで。面白かった。2017/06/29
gonta19
4
2009/12/20 Amazonより届く 2010/4/12 一日で読了。 秘拳水滸伝シリーズ最終巻。不動流の撲滅をことごとくつぶされてきた沼田栄完。今度こそ、不動流をなきものにしようと、三六会の生き残りや美州流を総動員して襲いかかる。はたして久遠らは打ち勝つことができるか? この大きな話をどういう風に落とすのか心配していたが、最後はやはりちょっと尻すぼみになってしまったのは残念。とは言え、とても楽しめるシリーズであった。2010/04/12
史
3
時事的なものもあれども、中々楽しめるアクション格闘技物語でした。2022/11/07
りょうけん
2
<劇> 構成にパターンがあるなどと先の巻の読後感想で書いたとたんに,この第4巻は冒頭で急に物語の舞台と登場人物が今までとは全く別の展開に入ってしまってあれ?本を間違えたかといくつかの本を並行で読んでいる事のあるシュミ読書のりょうけん(僕のことですw)は思った。こりゃ新宿に巣食うサメでも出てくるかもしれんぞとw。するとあっという間に元の群馬県に戻っていっていつも通りにめでたく終わったのだった。やれあっぱれである。2020/10/30
Popo
2
☆☆☆ 日本制覇を企む、政財界の首領・沼田栄完は、計画の邪魔となる総合武道「不動流」の抹殺指令をだした。様々な武道のスペシャリストを追い払った宗家の長尾久遠たちを、再び武装した集団が襲う。杖、手裏剣、徒手で、沼田の野望を打ち砕くべく迎撃する、久遠たちの運命ははたして…。シリーズ完結。2015/03/11