内容説明
新人タレントの発掘を依頼された原盤製作会社社長の飯島は、その途中で、惹きつけられるように二人の女性と出会う。かつてネパールの生き神様「クマリ」だったチアキ・シェスと、AVに出演していた池沢ちあき。一方、自衛隊の情報部には、驚くべきレポートが届けられていた。世界の超能力者たちの見る、地球滅亡を思わせるような夢に現れた、「チアキ」という名前。二人の「チアキ」が出会う時、世界に迫る危機が明かされる。傑作長篇小説、待望の新装版。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社を経て執筆に専念。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Popo
3
☆☆★ さっと読める本。内容?…う~ん2017/09/27
紫野
3
うーん・・・イマイチ。私はあまり好きじゃない。SFも苦手だし。推理ものの方が良いな。2015/06/29
Masaru Yamada
3
今野敏で初めてがっかりした作品。歌を歌うぐらいで世界を救えればジョン レノンは苦労しないよ(>_<)2012/11/06
まい
3
今野作品は積読本が貯まってるのに、本屋で今野作品にしては珍しいストーリーを見て気になって読んだ。いつもの通り読みやすかったけども…アイドルを探していく過程が長かったり、宗教や時間の概念、はたまた相対性理論等々、説明的な小難しい部分は読み飛ばしたかも。確かに歌には力があると思うけど、救世主が祈りの為にアイドルになる発想に驚いたし、日本の一般的な「アイドル」の概念では無理があるな〜と。やっぱ、警察モノがいいみたい。(笑)2011/02/15
gonta19
3
2009/5/17 ジュンク堂住吉シーア店にて購入 2010/1/29~1/30 これはSFと言っていいのだろうか。アイドルタレントを探すレコードレーベルの社長、飯島は、紆余曲折を経てチアキという二人の女性とめぐりあう。そこに自衛隊、米国国防総省、予知夢、相対性理論、量子力学など様々な要素がからみあってきて、ちょっとトンでもっぽい展開に。面白いのは面白いが、これは手放しではついていけなかったなぁ。2010/01/30