内容説明
眠れぬ夜に想い焦がれ、一目逢うだけで胸がふるえる。男と女は、いつも恋を探し続ける…石田衣良「フィンガーボウル」、栗田有起「リリー」、;伊藤たかみ「からし」、山田あかね「やさしい背中」、三崎亜記「Enak!」、大島真寿美「小さな誇り」、大崎知仁「ゆっくりさよなら」、橋本紡「鋳物の鍋」、井上荒野「他人の島」、佐藤正午「真心」、角田光代「わか葉の恋」の全十一編。いまをときめく実力派作家たちが紡ぎ出す、それぞれの「想い」のカタチ。贅沢な恋愛アンソロジー、待望の文庫化。
著者等紹介
石田衣良[イシダイラ]
1960年、東京都生まれ。成蹊大学卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。99年、連作短編をまとめた同名の単行本を出版。2003年『4TEENフォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞を受賞
栗田有起[クリタユキ]
1972年長崎県生まれ。名古屋外国語大学外国語学部英米語学科卒業。2002年『ハミザベス』で第26回すばる文学賞受賞。著書に『お縫い子テルミー』(第129回芥川賞候補作)、『オテルモル』(第131回芥川賞候補作)、『マルコの夢』(第133回芥川賞候補作)、『蟋蟀』など
伊藤たかみ[イトウタカミ]
1971年兵庫県生まれ。95年早稲田大学政治経済学部在学中、「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞しデビュー。2000年『ミカ!』で第49回小学館児童出版文化賞、06年『ぎぶそん』で第21回坪田譲治文学賞を受賞、同年『八月の路上に捨てる』で第135回芥川賞を受賞する
山田あかね[ヤマダアカネ]
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。テレビ制作会社を経て、1990年よりフリーのディレクターに。ドラマの脚本、演出、ドキュメンタリーなどの演出を数多く手がける。1995年に小説「終わりのいろいろなかたち」で文學界新人賞奨励賞を受賞する。2003年、『ベイビーシャワー』で第4回小学館文庫小説賞を受賞
三崎亜記[ミサキアキ]
1970年、福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2004年、「となり町戦争」で第17回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。同作で第133回直木賞候補となる。著書に『バスジャック』『失われた町』(第136回直木賞候補作)『鼓笛隊の襲来』(第139回直木賞候補作)、『廃墟建築士』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミカママ
❁かな❁
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Satomi
巨峰