内容説明
世界の戦場で戦ってきた工藤兵悟は、その優れた格闘術と傭兵経験を活かしてボディーガードを生業としている。ある日、工藤の元に、水木亜希子と名乗る女が現れた。かつての仲間の紹介で、依頼を持ちかけられた工藤だったが、直後彼女を狙う男たちに襲撃されてしまう。依頼は、謎に包まれた機密文書と彼女自身を死守すること―期限は3日間。だが、彼女を追ってきた敵は、世界最大の諜報機関CIAだったのだ。警察とCIAを敵に回し、工藤は彼女を守り抜くことはできるのか。傑作冒険サスペンス、待望の新装版。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社を経て執筆に専念。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
58
この作品が出た頃は警察の不祥事が多かったのではなかったかな。CIAも警察も尋問には暴力が付き物。いまだに抜け出せなくて冤罪でも裁判で覆されることもない。世界の戦場を股にかけてきた工藤は今ボディーガード。そんな工藤に美人が仕事を依頼する。彼女が持っている秘密・・米国CIAが北に東京に向かって核を打たせようと画策しているという情報。確かにかの国は有色人種を殺すことに罪悪感を持たない。中国の共産主義も嫌いだが・・トランプもババ抜きならいいけど(^^;。続き物が読みたくて購入したが・・ちょっと時代が古かったかな。2019/07/10
わたなべたけし
13
ボディガードを職業とする工藤の元に、CIAに追われる水木亜希子からの依頼が舞い込む。工藤は彼女を守りきれるのか? x圧倒的なスピード感で読み手を飽きさせない点はさすが。しかし、真犯人がかなり早い段階で読めてしまう点が非常に残念。 全3巻あるという本シリーズ。次巻も読もうと思う。2014/04/14
流花
12
傭兵あがりのボディガード工藤が活躍するシリーズ1作目。指名手配されてTVにまで顔流されちゃって…要人のおかげでなかった事になってメデタシだけど,その後なにも無く過ごせるの?っというツッコミ所はあるものの、次作が楽しみです。2013/10/02
寒っ!!
8
この手の作品は最後があっさりというのが多い印象かな。作風は相変わらずの今野敏といった感じだ。2017/06/25
ぼうさん
8
サッと読めるアクション作品で面白かったです!色々とツッコミたくなる所はあるけどそういう部分も含めて楽しめました。2016/03/22